Date: 10月 13th, 2021
Cate: 老い
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老いとオーディオ(番外)

老いていることをどんなに否定しようとしたところで、
身体に変化は訪れるものである。

30分以上椅子に座っていて立ち上ろうとする際、
関節がかたくなっていることを実感する。

動いていれば、そんなこと感じないのだが、
じっとしていた態勢から動こうとする際には、どうしても自分の齢を感じざるをえない。

ワクチンに懐疑的な人がいる。
完全に否定する人もいる。

私も最初は懐疑的なところも持っていた。
けれどファイザー製のワクチンを二回接種した。

一回目の接種後にあらわれた身体の変化は、関節のかたさの解消であった。
いわゆる副反応といわれている症状はまったくなかった。

むしろ身体の調子は接種前よりもいい。
若返った、という実感がある。

結果としてワクチンを打って良かった。
すべての人が同じなわけではない。

打たなければ良かった──、という人もいるはずだし、
ワクチンを打たずにすめば、それがいちばんいいかもしれない、と私だって、
接種前はそんなふうに考えていた。

それでも打つ気になったのは、たまたま仕事で一緒になった70代の男の人が、
ワクチンを打ってから関節の痛みがなくなった、と話していたのを聞いたからだ。

それからもうひとつ。
これは気のせいだよ、といわれそうなのだが、音の聴こえ方も変ってきた。

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