9月27日(ひっかかっていること)
菅野先生の誕生日に関することで、ひっかかっていることが一つある。
ステレオサウンド 206号(2018年春号)の特集。
97ページに、こうある。
*
たとえば『ザ・ダイアローグ』。猪俣猛(ドラムス)が、荒川康男(ベース)や増田一郎(ヴィブラフォン)、西条考之介(テナーサックス)など、7人のミュージシャンと楽器で対話する楽しいアルバムで、77年11月、菅野沖彦先生46歳のとき、イイノホールでの収録だ。
*
菅野先生は、何度も書いているように1932年9月27日生れだ。
1977年11月の時点では、1977-1932で45歳である。
黛 健司氏の文章だ。
黛氏のミスなのか。
多くの人はそう捉えるだろう。
それにしても編集部は、誰一人として、菅野先生の誕生日を知らなかったのか。
文章校正で誰も気づかなかったのは、そのためなのか。
でも、ほんとうにそうなのだろうか、と私は思う。
黛氏は原稿で45歳と、間違わずに書かれていたのかもしれない。
それを編集部が勘違いで46歳としてしまった──。
そんなことまずありえないだろう、と多くの人はいうだろうが、
私は後者の可能性を捨て切れずにいるのは、
黛 健司氏の誕生日も9月27日だからである。
それに1932年9月は、長島先生、山中先生の誕生月でもある。
私には、黛氏が1932年と1931年を取り違えていたとはどうしても思えないのだ。