Date: 8月 10th, 2021
Cate: ディスク/ブック
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Bach: 6 Sonaten und Partiten für Violine solo(その8)

黒田先生の、
《音楽もまた、それを感じとる聴き手の身丈以上のものにはなりえない》ということは、
そのままオーディオにもあてはまることだ。

鳴らし手の身丈以上の音にはなりえない。
だからといって、自分の身丈にぴったりのシステムで鳴らせ、というわけではない。

それもまたいいことだと思うけれど、それではいつまで経っても、
自分の身丈はそのままである。
もしくは小さくなっていくのかもしれない。

自分の身丈よりも大きいシステムを鳴らしてこそ、
鳴らし手としての身丈は成長していく。

けれどここで勘違いしてはいけない。
システムの身丈を、自分の身丈だ、と思わないことだ。

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