Date: 4月 3rd, 2021
Cate: ヘッドフォン
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ヘッドフォン考(その10)

三年半ほど前に、ヤマハのヘッドフォンの現在のデザインについて、
少しだけ書いている。

そこで書いていることのくり返しになるが、私にとってのヤマハのヘッドフォンといえば、
マリオ・ベリーニによるデザインのHP1、
ポルシェ・デザインのYHL003である。

現在のヤマハのヘッドフォンが、HP1やYHL003と違うデザインだから、
とやかくいいたいのではなく、
左右のハウジングに、大きくヤマハのマーク(音叉を三つ組み合わせたもの)が入っているからである。
ここに違和感をおぼえた。

そういうヘッドフォンは、ヤマハだけではない。
ほかのブランドからもけっこうな数出ている。

でも、ヤマハの以前のヘッドフォンのデザインを知っているだけに、
ヤマハの場合は、特に気になってしまう。

でも、このことはいまやヘッドフォンは、
屋内だけでなく屋外、
つまり人にみられる空間での使用が当り前になってきているわけで、
そこにおいて自社のブランドをはっきりとアピールすることは、
そのブランドにとってだけでなく、そのヘッドフォンを選んだユーザーにとっても、
重要なことなのだろう。

それでも私は、ヘッドフォンを外に持ち出すことはしない。
あくまでも、スピーカーで聴く音楽も、
ヘッドフォンで聴く音楽も、ひとりで、のものであるからだ。

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