新製品(マッキントッシュ MCD85・その1)
マッキントッシュのCDプレーヤーの新製品、MCD85が発表になっている。
音については聴いていないので触れない。
ここで取り上げているのは、MCD85のデザイン、
ひいては最近のマッキントッシュのデザインに関して、どうしても何かいいたくなったからだ。
MCD85の少し前に、管球式のヘッドフォンアンプMHA200が発表になっている。
MHA200の写真をみたときにも、何かをいいたくなった。
ずっと昔、こんな感じの自作アンプがオーディオ雑誌に載っていた(という記憶がある)。
既視感たっぷりのMHA200である。
しかも、それがカッコよければいいのだけれど、
お世辞にもそうはいえないどころか、どこかアマチュアのコピーのようにも感じるし、
1970年代、マッキントッシュのMC275に似たスタイルのシャーシーのキットがいくつもあった。
それらを思い出させるレベルにしか見えない。
二年前に、MC2152が出た時も、同じようなことを書いた。
そこで感じたことは、MHA200をみて強まり、MCD85でさらに強まった。
世の中には、マッキントッシュの製品すべてをベタ褒めするオーディオマニアがいる。
多いのか少ないのかは知らないが、いるのは知っている。
そんな彼らは、MHA200、MCD85もベタ褒めするんだろうな……、と思っているところだ。
そんな彼らは、たいてい、こんなことをいう。
マッキントッシュの良さがわからないのは、あなたが未熟だからだ、と。
おおむねそんなことをいう。
そんな彼らは、MHA200、MCD85のデザインに疑問をもつ人に対しても、
やはり同じことをいうのだろうか。
そして、ここでもオーディオ評論家はどう書くのだろうか。