CR方法(その5)
CR方法を試そうとした人のなかには、
スピーカーユニットの直流抵抗ぴったりの値の抵抗とコンデンサーがないことに、
ぶつかるかもしれない。
DALEの無誘導巻線抵抗は、6Ωぴったりはない。
6Ω前後だと5.6Ω、6.2Ω、6.8Ωとなる。
ディップマイカコンデンサーも同じような感じで、5.6pF、6.2pF、6.8pFである。
ただし海神無線の通販のページには、6.2pFはなぜだかない。
なので直流抵抗が6Ωだったとしたら、
6.8Ωと6.8pFの組合せで問題はない。
もちろん5.6Ωと5.6pFでもかまわない。
6.2Ωと6.8pFもしくは5.6pFの組合せは、というと、
こまかいところまではいまのところ試していない。
原則として抵抗とコンデンサーの値は同じにしている。
精神衛生上いいから、という理由からである。
では5.6Ω+5.6pFと6.8Ω+6.8pFならば、どちらがいいのか。
これも試していない。
直流抵抗が6Ωであれば5.6の組合せのほうが近似値としては近い。
けれどいまのところ私は6.8の組合せを選ぶようにしている。
それから海神無線に欲しい値の在庫がない場合は、
在庫のなかから近似値の組合せを選んでいる。
コイルの直流抵抗はあくまでも目安として考えた方がいい。
ぴったりに合せる必要は、いまのところ感じていない。
それよりもまず試してみることだ。