Date: 12月 8th, 2020
Cate: High Resolution
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MQAで聴きたいアルゲリッチのショパン(その6)

(その5)で、喫茶茶会記でコーネッタで、大きめの音量で、
アルゲリッチの“THE LEGENDARY 1965 RECORDING”のMQAを聴きたい、と書いた。

実をいうと、12月2日に鳴らした。
テーマはBeethoven 250だったから、19時の開始時間からベートーヴェンばかりをかけたが、
それまでの約一時間ほどは、ベートーヴェン以外の曲をかけていた。
そこで鳴らした。

アンプもあったまっていないし、
スピーカーのコーネッタに関しても一ヵ月まったく鳴らしていなのだから、
ウォーミングアップは必要になる。
それでも“THE LEGENDARY 1965 RECORDING”のMQAは、
ピアノの実体感が、CDで聴いたときとはまるで違う。

音の粒立ち、艶もそうだ。

そしてピアノの重量も、また感じていた。
グランドピアノはずっしりと重い。

アップライトピアノとは、そこが決定的に違う。

アルゲリッチの1965年のショパンは、彼女の気性とショパンの曲の性格とが相俟ってか、
ややもすると全体のバランスを欠いているというか、
自身のコントロールが失われそうになる瞬間があるようにも感じる。

そういうところも色濃く感じられた。

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