TANNOY Cornetta(その11)
「タンノイ コーネッタ」検索して表示される記事いくつかを読んでみた。
その多くが、ステレオサウンド 37号、38号、39号の記事を読んでいない、と思われる内容だった。
1976年に出たステレオサウンドだから、
読んだ人でさえ、記憶は朧げだったしても不思議ではない。
読んでいない人が、オーディオ業界に増えていても、そうだろうなぁ……、と思うだけだ。
それでも、もう少しきちんとしたことを書こうよ、と思う。
当時のステレオサウンドを読んでいない人が、
そういった記事を読んで、コーネッタとはそういうものなのか、と信じてしまう。
すべてでたらめな内容ならば、信じる人も少ないだろうからまだいいのだが、
中途半端な内容だから、よけいに始末が悪い、とも感じている。
何を信じて何を信じないかは、その人の自由(というより勝手)なのだから、
私がとやかくいうことでないのかもしれないが、
何も書かずにいると、そういった状況はますますひどくなっていくばかりでもある。
とにかくコーネッタというスピーカー・エンクロージュアに興味を持った人は、
ステレオサウンドのバックナンバーを、まずじっくり読むことから始めてほしい。
インターネット上の、いいかげんな記事は、その後読めばいい。