2020年ショウ雑感(その11)
収束か終息か。
今回のコロナ禍に対して、終息を使うところもいくつかある。
私がみた範囲では収束のほうが多いように感じた。
私は、終息でなく収束を使っている。
そう簡単に終息するとは思えないからだ。
今回は収束しても、また起るであろうからだ。
朝日新聞のウェブサイトに、
「外出自粛、22年まで必要」という記事が公開されている。
ハーバード大学の研究チームの予測である。
この予測どおりになるのかどうかも、私にはわからないけれど、
終息とはならない、という見方は、やはりある。
今回はOTOTENの中止、
春のヘッドフォン祭も中止、
ミュンヘンのHIGH ENDショウも中止になっている。
大きなオーディオショウ以外にも、販売店主催の催しも中止になっている。
こんなふうに書いて行くと、
これからのオーディオ界はどうなっていくのだろうか……、不安な気持になるだろうか。
そういう人もいるだろうが、
私はいまでこそ東京に住んでいるから、
東京でのOTOTEN、インターナショナルオーディオショウ、他にもいくつかの催しなどに、
行けるけれど、熊本に住んでいたときはそうではなかった。
オーディオフェアに行きたい、東京、東京近郊の人たちはいいなぁ、と羨ましかった。
けれど、そのことでオーディオがつまらなかったわけではなかった。
楽しかった。
それに東京に住んでいても、まったくオーディオショウに行かない人も少なくない。
それでいいようにも思えてくる。