MQAのこと、MQA-CDのこと(その5)
MQA-CDは2020年1月にも、ユニバーサルミュージックから発売が予定されている。
e-onkyoでも、MQAでの配信はしっかりとやってくれている。
MQA-CDで発売されいてるタイトルは、大半がe-onkyoでも購入できる。
なのでMQA-CDをあせって買う必要はない、とつい考えがちになるが、
e-onkyoでの配信は、サンプリング周波数がMQA-CDとは違う場合がある。
たとえばバーンスタイン/ベルリンフィルハーモニーによるマーラーの交響曲第九番。
MQA-CDは352.8kHz/24ビット、e-onkyoでは192kHz/24ビットである。
価格は……、というと、MQA-CDは税抜きで3,000円だから3,300円。
e-onkyoでは3,748円となっている。
もうひとつ例をあげると、バド・パウエルの“the scene changes”。
こちらはMQA-CDは176.4kHz、e-onkyoでは192kHz/24ビットである。
ただし、というか、なぜだか、といったほうがいいのだが、
e-onkyoには96kHz/24ビットも用意されている。
しかも96kHz版は3,871円、196kHz版が3,046円、MQA-CDは3,300円(税込み)である。
さらに“the scene changes”から“Cleopatra’s Dream”は、
体験サンプラー盤にも収録されている。
ユニバーサルミュージックがCDとMQA-CDの音を比較試聴・体験できるように、
クラシック、ジャズ、洋楽、邦楽の二枚組のサンプラーを発売している。
二枚組で1,000円(税抜き)という低価格だ。
このサンプラー盤は、352.8kHz/24ビットである。
つまり“Cleopatra’s Dream”に関しては、このサンプラー盤がいちばんサンプリング周波数が高い。
となると、サンプラー盤といって無視することはできない。