2019年をふりかえって(その13)
2019年に登場した製品で、インパクトが最も強かったのは、
OTOTENに出展していた中国のESD ACOUSTICである。
インターナショナルオーディオショウでの、
テクダスのAir Force ZEROもあるけれど、
このモデルに関しては、実物を見るまでに、
けっこうな量の情報に触れていたから、インパクトという点ではやや色褪てしまう。
ESD ACOUSTICに関してはまったく知らなかっただけに、
ブースに入って、そのシステムの規模に圧倒された。
とはいえ、音だけでいえば、今年のオーディオショウで強く印象に残ったのは、
別項で書いているように、アクシスのブースでの、
ファインオーディオとFMアコースティックスの組合せによる音である。
この音は、また聴きたい、と思ったし、
日曜日にもう一度行こうかな、と思ったほどの音だった。
ESD ACOUSTICの音は、来年のOTOTENでまた聴きたい音である。
一年のあいだにどれだけ練り上げられているのか、それを確かめたいという気持が強い。