賞からの離脱(BCN+Rの記事・その1)
iPhoneにイスントールしているGoogleのアプリが、
こんなニュースがあります、と報せてくれたのが、
「発売前のカメラがグランプリ受賞? 消費者不在の「賞」に意味はあるのか」だった。
ニコンのデジタルカメラZ50が、音元出版主催のデジタルカメラグランプリ2020で、
総合金賞〈ミラーレス〉を受賞しているが、
Z50は、まだ発売されていない。
デジタルカメラグランプリ2020は発表済みの製品を対象しているのだが、
発売前の製品に賞を与えるのは、消費者不在ではないか、と疑問をなげかけている。
BCN+Rのサイトには、今回初めてアクセスした。
何かあったのかなぁ、と少し勘ぐった読み方をしてしまった。
記事については、これ以上書かないし、
読まれた方がそれぞれ判断すればいいことだ。
発表済みか発売済みか。
この種の賞では、微妙な問題となることもある。
ステレオサウンドの場合、
私がいたころは、年内発売の製品となっていた。
つまり、賞の選考日に発売されていなくても、
年内発売が決っていれば選考対象となった。
おそらく、現在のステレオサウンドグランプリ(Stereo Sound Grand Prix)も同じであろう。
音元出版のデジタルカメラグランプリを消費者不在とするならば、
ステレオサウンドグランプリも消費者不在ということになる。