Date: 11月 5th, 2019
Cate: オーディオ評論,
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オーディオ評論家の「役目」、そして「役割」(賞について・その3)

昨晩はAさんと秋葉原にいた。
万世橋の肉の万世の五階で食事をしていた。

窓際の席だったから、秋葉原がよく見える。
Aさんはハタチ前後のころ、秋葉原の光陽電気でアルバイトしていた人だから、
そのころの秋葉原をよく知っている。

私もそのころは秋葉原に足繁く通っていた。

いま秋葉原は街全体の雰囲気が、
ラジオの街からオーディオの街に変り、
そこからパソコンの街、いまではすっかり様変りしている。

それだけでなく、ビルも建て替えられている。
ヤマギワ本店もとっくになくなり、新しいビルが建っている。
石丸電気本店のところもそうだ。

Aさんと二人で、あのころは石丸電気のレコード専門店があって……、
という話をしていた。

ポイントカードなんてなかった時代だ。
石丸電気はポイント券を配っていた。

肉の万世を出て、交叉点のあたりで、また石丸電気のレコード店の話になった。
1981年の12月、この石丸電気の雑誌コーナーで、レコード芸術の1月号を手にした。

石丸電気は、一般の書店よりも音楽、オーディオ関係の雑誌は早く発売されていた。
レコード芸術を手にとって、衝撃を受けたことは、以前に書いている。

瀬川先生が亡くなったことを、当時、新聞をとっていなかった私は、
レコード芸術の記事で知った。
石丸電気で知った。

そのことを思い出しながら話していた。
11月7日が、今年もやってくる。

その2)で、瀬川冬樹賞があるべきではないか、と書いた。
いまもそう思っている。

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