小林秀雄 最後の音楽会
「小林秀雄 最後の音楽会」を見つけた。
最近、音楽関係のコーナーに行かなくなっていた。
今日は、歯の治療で東京駅近くにいた。
たまには丸善に行こう、と思い立った。
八重洲ブックセンターは、やっぱり歯の治療で来た時(二週間ほど前)に寄っている。
いつも行く書店とは違い、たまに行く書店は新鮮である。
なので音楽関係のコーナーものぞいていた。
平積みになっていたのが、「小林秀雄 最後の音楽会」だった。
とにかく、この本が最初に目に飛び込んできた。
メニューインの写真が使われている。
扉には、フラームスの交響曲第一番の直筆譜である。
いい感じが伝わってくる本である。
まだ読み終っていない、どころか、
読み始めてもいない。
ぱらぱらとめくってみただけである。
五味康祐という名前が出てくるのかどうかを、まず知りたかったからだ。
出てくる。
ステレオサウンドという名称も出てくるし、
ステレオサウンド 2号の「音楽談義」も出てくる。
著者の杉本圭司氏は、
ステレオサウンド創刊20周年記念に出た「音楽談義」のカセットテープも聴かれていることがわかる。
そうやって眺めているだけでも、いい本だな、と思う。
だから、とにかく少しでも早く知ってほしかったので、
読まずに書いた次第。