バックハウス「最後の演奏会」(その15)
今年2月に、バックハウスのベートーヴェンのピアノソナタ全集がSACDで登場することに触れた。
そこでも書いているが、今年はバックハウス没後50年、デッカ創立90年である。
バックハウスのデッカ録音全集(39枚組)が、今回出る。
デッカ録音全集というだけあって、「最後の演奏会」もここには含まれている。
不思議なことに、LPもCDも、輸入盤を手に入れたいと思っていたが、
見たことがない。
国内盤のCDは何度も廉価盤で登場しているにも関らず、だ。
ようやく今回、輸入盤で「最後の演奏会」が聴ける。
輸入盤ということだけでなく、今回新たにリマスタリングを行っているそうだ。
「最後の演奏会」のCDを聴く度に(頻繁に聴いているわけではないが)、
その録音に疑問を抱いてしまう。
「最後の演奏会」なわけだから、当然ライヴ録音である。
そのためなのか、と思うこともあったが、
とかにく今回、やっと自分の耳で確認できるようになる。