Date: 12月 6th, 2008
Cate: ディスク/ブック
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富田嘉和氏推薦の本2冊

「GROUNDING AND SHIELDING TECHNIQUES IN INSTRUMENTATION」と
「NOISE REDUCTION TECHNIQUES IN ELECTRONIC SYSTEMS」。

一冊目の著者は Ralph Morrison、二冊目は Henry W. Ott。
タイトルが示すとおり、ノイズ対策として有効なアースとシールドについて書かれた本だ。

私が持っているのは「GROUNDING」のほうが1986年の第3版、
「NOISE」のほうが1988年の第2版。
この本を紹介していたのは、富田嘉和氏。ラジオ技術の記事で知った。

富田氏の名前をはじめて見たのは、
ステレオサウンドの38号「オーディオ評論家──そのサウンドとサウンドロジィ」での、
瀬川先生のページにおいてである。

マークレビンソンのLNP2の上にシルバーパネルの、自作アンプが置いてある。
このアンプの製作者が富田氏だ。

聴取位置左側の壁には、JBLのSG520が2台、マランツの#7が収められている。
LNP2と富田氏のプリアンプは、聴取位置のすぐ前、手の届くところに置かれている。
これはSG520、#7よりもLNP2と富田氏のアンプを常用されていたわけだ。

この時から富田氏への興味ははじまった。
その富田氏が、80年代おわりから90年代はじめにかけてラジオ技術で書かれた記事は、
いま読んでも示唆に富んでいると思っている。
記事中で推薦されていたのが、上記の2冊である。

記事を読んで、日本橋の丸善に注文を出し手に入れた。どちらも1万円前後の本だった。

アースやシールドについて知りたければ、そして語りたければ、一読しておきたい内容の本だ。

さきほどAmazon.comで検索してみたら、驚いた。
「GROUNDING」は第4版になっていたが、見間違いかと思う値段がついているのだ。

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