オーディオの楽しみ方(つくる・その36)
純セレブスピーカーと聞いて、どんなスピーカーをイメージするか。
そのイメージと、実際の純セレブスピーカーとがぴったり一致する人は、
ほとんどいないのではないだろうか。
純セレブスピーカーが、どんなスピーカーなのかは、検索してみてほしい。
ダンボールをエンクロージュアに使い、
吸音材のかわりに紙をちぎっては軽くまるめて詰める。
詳しい作り方は検索すれば、すぐに見つかる。
フルレンジのスピーカーユニットさえ手元にあれば、
ほとんどの家庭にダンボール箱はあるだろうから、すぐにも作れる。
高橋健太郎氏も100円ショップのダイソーであれこれ購入し、
純セレブスピーカーを製作、その音についてもツイートされているし、
YouTubeでも、純セレブスピーカーの音を公開されている。
昨年末にカホンをエンクロージュアかわりにしたら面白いかもしれない──、
そんなことを書いた。
カホンを使って、内部を純セレブスピーカーに従うというのもアリかな、と考えていたら、
ダンホンというのを、島村楽器の店頭でみかけた。
ダンホン。
ダンボール+カホンの略語である。
島村楽器のオリジナル製品のようだ。
木製のカホンよりも安価だ。
梱包用とし使われるダンボールには、会社名が印刷されてたりする。
純セレブスピーカーがうまく鳴ってくれたとしても、
見た目は好ましくない。
ならば、このダンホンを使う。
安価とはいえ、数千円はかかる。
純セレブスピーカーの意図からすれば、そんなにお金をかけるのかと……、となりそうだが、
私はダンホンを使ってみたい、と考えている。