オーディオの楽しみ方(つくる・その37)
ダンボールのエンクロージュアに小口径のフルレンジユニット、
エンクロージュア内部に一般的な吸音材を詰めるのか、
純セレブスピーカーと同じく、紙を詰めていくのか、
どちらを選んだとしても、既製品の高価なスピーカーと同じ世界の音が出てくるわけではない。
ダンホンをエンクロージュアかわりにしても、
ユニットを安価で抑えれば、製作費用は一万円かからないくらいで済む。
純セレブスピーカーをそっくりコピーするのであれば、さらに費用は少なくて済む。
いくら安くても、いま鳴らしているスピーカーよりもいい音なんて出せっこない、
そんなモノを作るだけ時間の無駄、
時間の無駄こそ金のムダ──、
そういう捉え方の人には、どうでもいい世界のどうでもいいスピーカーでしかない。
そういう人はそういう人でいいし、
そういう人を説得しようとは思っていない。
ここのタイトルは「オーディオの楽しみ方」である。
「オーディオの楽しみ」ではない。
楽しみ方としたから、こんなことを書いているともいえる。
ダンホンとフルレンジユニットの組合せ。
エンクロージュア内部に何を詰めるのかは音を聴いて決めればいい。
ユニットの固定方法もいくつか考えられるし、
あれこれ試してみるほうがいい。
ここでユニットに対して、以前書いているCR方法を試してみるのもいい。
他にもいろいろあるけれど、
楽しみ方として、ひとつ書きたいのは、
「オーディオのデザイン、オーディオとデザイン(整理と省略・その9)」で書いたことだ。
妄想カタログ、妄想取り扱い説明書のことだ。