Date: 3月 24th, 2018
Cate: 現代スピーカー
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現代スピーカー考(余談・その4)

その2)で書いているように、
予想しない場所で、予想しないスピーカーと出合えると、意外と思うとともに、嬉しいものである。

(その2)ではレコード店にあったKEFのModel 303だった。
数日前の火曜日、十数年ぶりに下北沢に行った。
夜の下北沢は、さらにひさしぶりである。

下北沢にあるライヴハウスに行ってきた。
ライヴハウスに前回行ったのはいつだったか、もう正確に思い出せないほど以前、
というより昔のことだ。
友人に連れられて行った記憶が、ぼんやりとあるくらいだ。

今回の下北沢のライヴハウスも、だからひとりではなく誘われてのことだった。
THE SUZANのライヴに行ってきた。

ライヴが始まるのは20時過ぎ、その前に腹ごしらえをしようということで、カレー屋に入った。
店の外からもわかるように、マッキントッシュのプリメインアンプとJBLのスピーカー4312SEがある。
そのことが意外だったわけではない。

店に入って気がついたのは、カウンター席の上にある棚にも、
ブックシェルフ型スピーカーが置いてあった。
私が坐った席からは、スピーカーのわずかなところしか見えないけれど、
それがすぐにKEFのModel 104であることはわかる。

立ち上って確かめたら、104aBだった。
ほんとうにひさしぶりに見た(対面した)104aBである。

最初は意外な感じもしたけれど、しばらくすると4312SEよりも、
104aBのほうがしっくりくるような感じもしてきた。
残念ながら音は鳴っていなかった。

アンプに接がれているのかどうかもはっりきしない。
それでも、意外なところで予期しないタイミングで出合えるのは、
104aBにも憧れをもっていた中学生時代を思い出させてくれて嬉しくなっていた。

ひさしぶりがいくつも重なっての、104aBとの再会だった。

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