オーディオの楽しみ方(つくる・その23)
ロジャースのPM510というスピーカーシステムの音は、
いまでもふと聴きたくなる。
聴いてしまうと、ふたたび欲しくなってしまうだろう、ともおもう。
このPM510のトゥイーターはオーダックスのソフトドーム型だった。
オーダックスはフランスのスピーカーユニットメーカーである。
一年ほど前だったか、オーダックス(AUDAX)ブランドのユニットが復活していることを知った。
ソフトドーム型のトゥイーターがある。
規格表には、KEFの104/2のトゥイーターと置き換えられる、とある。
写真を見ると、よさそうに思える。
そこには、オーダックスだから、というバイアスもかかっている。
SICAの10cmダブルコーンのフルレンジにトゥイーターに、
何を選ぶか、は選択肢はけっこう多い。
上を見ればキリがないが、SICAのユニットとの価格的バランスを考えて絞っていくと、
オーダックスのトゥイーターは、ちょうどいいポジションにいる。
もっともそう思うのは、PM510のトゥイーターのメーカーというバイアスがあるからだ。
トゥイーターのおすすめは? と訊かれて、オーダックスと答えていた。
ここまで読んで、なんと無責任なヤツと思う人もいるだろう。
オーダックスのトゥイーターといっても、PM510についていたモノと同じでもないし、
聴いているわけでもないトゥイーターをすすめているのだから。
とにかく、今日、オーダックスのトゥイーターをSICAのフルレンジの上につけてきた。