2017年をふりかえって(その10)
今年の1月に「オーディオがオーディオでなくなるとき(その5)」の中で、
ハイレゾ(High Resolution)は、
ハイアーレゾ(Higher Resolution)、さらにはハイエストレゾ(Highest Resolution)、
ハイレゾに留まらないのかもしれない、と書いた。
昨年よりも今年はHigher Resolutionといえなくもない。
今年のインターナショナルオーディオショウでも、
Higher Resolutionといえる録音ソースが鳴らされてもいた。
Higher Resolutionといえるソースを、じっくり聴いているわけではないが、
なんとなく、そこに感じるのはドキュメンタリー的な色をつよく受けてしまう。
録音はスタジオプロダクト(studio product)だ、と私は考えている。
Higher Resolutionといえるソースで、
スペックをつよくうち出しているもののなかには、
スタジオプロダクトなのか、と思いたくなる感じのものがあった。