オーディオにおけるジャーナリズム(リーダーとマネージャー、それに組織・その1)
前々から感じていたこと。
オーディオ雑誌の編集部には、
編集長という名のマネージャー(管理者)はいても、
編集長たるリーダー(統率者、指揮者)はいない。
こんなことを書くと、
また昔は良かった的なことを書いている、と思う人が絶対いる。
けれど昔は編集部にリーダーがいたのかというと、なんともいえない。
私がステレオサウンドの編集に携わるようになったのは、
62号の途中からである。
それ以前の号に関しては、直接見てきたわけではない。
断言はできないが、なんともいえない、というのが本音である。
ある時期までは原田勲氏はリーダー的だったはずだ。
だが本当のリーダーは編集部にいなかった。
これどういうことか、これ以上書かなくともわかってくれる人は少ないけれどいる(はずだ)。