30年ぶりの「THE DIALOGUE」(その3)
19時少し前から「THE DIALOGUE」での音出しを始めて、
21時くらいまでは「THE DIALOGUE」だけを聴いていた。
「THE DIALOGUE」のドラムスとベースの対話だけで、セッティングを詰めていった。
まぁ満足できる音が鳴ってきたところで、
グラシェラ・スサーナのCDをかけてみた。
音楽の性格、録音にしても音量にしても大きく違うわけで、
「THE DIALOGUE」だけで調整したシステムだから、
いわゆる歌謡曲がすんなり鳴るわけない、と思われるかもしれないが、
すんなり鳴ってくれる。
ちなみに音量はアンプ(マッキントッシュのMA7900)の電子ボリュウムで表示で、
「THE DIALOGUE」は56%の位置で聴いていた、
グラシェラ・スサーナでは34%の位置であり、音量の差はかなりある。
先月のaudio wednesdayでのグラシェラ・スサーナの鳴り方とは、少し趣が違う。
スピーカーのセッティングが先月と違っているし、
「THE DIALOGUE」だけで詰めていったことも関係して、ではある。
先月の音が、翳りを漂わせてくれたのに対し、
昨晩はそこは薄れたものの、スタジオで録音しているという雰囲気は出ていた。
どちらをとるかは人によって違うだろうが、
「THE DIALOGUE」からグラシェラ・スサーナへ、と大きく違う音楽をかけても、
違和感を感じることなく鳴ってくれるのは、セッティングがうまくいっていることの証しである。
「THE DIALOGUE」はうまく鳴っていたのに……、
という鳴り方だとしたら、「THE DIALOGUE」でのセッティングの詰めが甘い、ともいえるし、
逸れていっていた、ともいえる。
グラシェラ・スサーナを鳴らしたところで、
昨晩のaudio wednesdayは後半へとうつった。