Date: 5月 23rd, 2017
Cate: よもやま
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Stylus & Groove

オーディオに興味を持ちはじめたころ、
ステレオサウンドをはじめとするオーディオ雑誌を見ては、ため息をついていた。
東京はいいなぁ……、というため息だった。

1970年代後半、東京にはいくつものオーディオ関係のショールームがあった。
よく知られていたのはサンスイ、それからラックス、オンキョーなどがあった。
頻繁に、定期的なものをふくめて催し物が行われていた。

熊本のオーディオ店が瀬川先生を定期的に招いてくれていたといっても、
数ヵ月ごとであった。
それが東京は毎月、いや毎週、行ってみたいと思わせることが開かれていた。

でも、それらのショールームも少しずつ減っていった。
以前は、晴海の見本市会場で一週間ほど行われていたオーディオフェアも、
いまではOTOTENになり、二日だけの開催(それでもやってくれているから批判的ではありたくない)。

1980年ごろからオーディオ業界は斜陽産業であった。
こう書くと、そうじゃないだろう、と思われるだろうが、実情はそうである。

東京にいても、ため息をつくのか、というと、そうとばかりとはいえない。
新しい動きがあるからだ。
5月24日、つまり明日、渋谷にStylus & Grooveがオープンする。

業務内容にはオーディオ機器、アナログディスクの販売も含まれているが、
オーディオショールームがメインといっていい感じである。
しかもアナログディスクを主体とした運営が行われるようだ。

詳しいことはリンク先のStylus & Grooveのウェブサイトをごらんいただきたい。

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