オーディオの「本」(ある出版社の買収・その2)
カルチュア・コンビニエンス・クラブによる徳間書店の買収のニュースのあとに、
KK適塾の五回目はあった。
KK適塾で対話について、
ビッグデータをベースにした対話、
ストーリーをベースにした対話、
という話があった。
ビッグデータをベースにした対話の代表的な例は、
iPhone(iOS)に搭載されているSiriである。
Siriはインターネットという環境があるからこそ成立する技術である。
そして、そこでの対話は一問一答が基本である。
ここがストーリーをベースにした、いわゆる対話との大きな違いでもある。
雑誌は対話なのか。
そんなことをKK適塾五回目で思っていた。
ビッグデータをベースにした雑誌編集は、
そういうことになっていくように予想できる。
雑誌が面白かったのは、ストーリーをベースにしていた、
ストーリーの共有が、編集者と読者とのあいだにあったからなのかもしれない──、
このことも思っていた。