「オーディスト」という言葉に対して(その23)
audist(オーディスト、聴覚障害者差別主義者)とは、
神の御言葉を聴けない者は不完全な人間である、
神から与えられた言葉を聴けない、話せない者は不完全な人間である、
と主張する人たちのことだ、と聞いている。
このことを知っていたから、(その22)で、
五味先生の「マタイ受難曲」を引用したうえで書いた。
(その22)の最後に書いたことを、もう一度書いておく。
オーディスト(audist)という言葉ではなく、
オーディスト(聴覚障害者差別主義者)を生み出したのは、教会という、人が作ったシステムである。
五味先生の「マタイ受難曲」を読んでも何も感じない輩は、オーディストと名乗ればいいし、使えばいい。