Date: 6月 18th, 2016
Cate: 広告
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広告の変遷(リンの広告)

数日前に、the re:View (in the past)に、
リンのLP12の広告をアップした。

現在のリンの輸入元の広告ではなく、その前のオーデックスの広告、
1979年のスイングジャーナルに掲載された広告である。

オーデックスの、この広告は見た記憶がなかった。
ステレオサウンドには載っていなかった、と思う。

ここで取り上げているのは、いい広告だと思うからだ。
イラストと文字だけ、モノクロのページの広告。
素人目に見映えのするカラー写真が使われているわけでもない。
しゃれたキャッチコピーがあるわけでもない。

でも、私はこれをいい広告だと思っている。
同時に、この広告だけでなく、オーデックス時代のリンLP12の広告を思い出してみると、
トータルでみても、いい広告をやっていたな、と思える。

見映えのする広告といい広告は、必ずしも同じではない。

一ヵ月ほど前、書店でステレオを手にして驚いたことがある。
パッと開いたところがちょうど目次だった。
目次の片隅に広告索引があり、その小ささに驚いた。

これだけしか広告が入っていないのか、と思ってしまうほどに少なかった。
オーディオアクセサリーも開いてみた。
こちらも目次に広告索引がある。

いまオーディオ業界は、こういう状況にあるのか、と驚き、
どちらの雑誌も、これでよくやっているな、と変なところで感心してしまう。

オーディオの広告は、はっきりと減っている。
そういう状況で、いい広告は思えるものがどれだけあるだろうか。

むしろ見映えだけの広告が増えているのではないだろうか。

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