ステレオサウンドについて(その19)
ステレオサウンドを読みはじめて一年もすれば、次号の表紙はなんだろうな、と想像する。
このころはことごとく外れてしまっていた。
45号の表紙もKEFのModel 105だとは思わなかった。
何を予想していたのかはもう憶えていないが、
Model 105が表紙で嬉しかったのは憶えている。
いまはたいてい予想が当る。
毎号当るわけではないが、簡単に予想がつく号が、昔よりも増えてきている。
約40年前の予想といまの予想とでは違っていて当然であるが、
そればかりが表紙になる機種を当てられる理由ではないといっておきたい。
あのころは表紙の予想を含めて、ステレオサウンドを楽しんでいたし、楽しめた。