老いとオーディオ(重みが増すからこそ)
以前ほどではないけれど、いまも五味先生の文章を思い出しては読みなおすことがある。
13歳のときから読んでいるわけだから、もう40年近く読んでいる。
もういいかげんあきないのか、と、
五味先生の文章をまともに読んでいない人からはいわれそうだが、
それでも読む、読むのをやめることはない、と断言できる。
読み返すことで、言葉の重みが増していることを実感する。
だから、やめることはないと断言できるのだ。
さりげなく書かれていることが、若いころ読んだ印象よりも、ずっと重みを増している。
だからこそ実感している、ともいえる。
もうひとつ断言できる、
五味先生の文章に関する限り、半端な読み方はしてこなかった、と。