Date: 3月 6th, 2015
Cate: 選択
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オーディオ機器を選ぶということ(再会という選択・その4)

オーディオ機器との再会は、自分自身の選択以外にもある。
オーディオをながくやっていれば、オーディオマニアのリスニングルームに訪れる機会は、
少ない人でも何回はあるし、多い人はそれこそ数えきれないほどでもある。

とにかく誰かのリスニングルームで、以前使っていた・鳴らしていたオーディオ機器と、
ふたたび出会うことはまったくないわけではない。

こういうことが多いのか少ないのかは、なんともいえない。
JBLの4343、マークレビンソンのLNP2といったモデルであれば、そういう機会は割とありそうだし、
例えばSUMOのThe Goldあたりになると、めったになさそうともいえる。

何かの理由で手離したオーディオ機器と再会する。
予期できた再会もあれば、予期せぬ再会もある。

「いまさらLNP2ねぇ……」「いまさら4343ねぇ……」、
そんなことは懐古趣味だとばかりに短絡的判断を下す人は、
そんな時にも口に出さないまでも心の中で「いまさらねぇ……」とつぶやくのだろうか。

人によっては口に出してしまう人もいる。
誰かのリスニングルームに行き、そこで「いまさらねぇ……」という行為は、愚かしいとしかいいようがない。

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