確信していること(その6・補足)
この項の(その6)に、瀬川先生が、もうひとつ別のペンネームをもっておられたことを書いた。
今日、その「芳津翻人」で書かれた「やぶにらみ組み合わせ論」の(II)と(IV)を入力していた。
「やぶにらみ組み合わせ論」の二回目はステレオサウンド 13号(1970年冬号)に、
四回目の文章は別冊「コンポーネントステレオの世界 ’78」(1977年冬)に載っている。
ちなみに一回目は4号(1967年秋号)、三回目は17号(1971年冬号)だ。
「芳津翻人」のペンネームについて、誰かに話すとき、
上に書いているように「瀬川先生のもうひとつのペンネーム」だと言ってきた。
だけど、今日、とくに二回目の文章を入力していて感じたのは、
瀬川冬樹にとってのペンネームなのか、それとも大村一郎にとってのふたつめのペンネームなのか──、
そのどちらなのだろうか、ということ。
ささいなことかもしれないが、意外とこれは大事なことのように、いま感じている。
そして、どうも後者ではないのだろうか、とも……。