私にとってアナログディスク再生とは(インサイドフォースキャンセラーのおもり・その2)
以前、「型番について(その17)」で書いているように私は、
針圧は垂直方向のバイアス量であり、
インサイドフォースキャンセラー量は水平方向のバイアス量、と考えている。
インサイドフォースキャンセラーについてはかなり以前から議論されている。
インサイドフォースキャンセラー不要論を唱える人も少なくない。
針圧を多めにかけることでインサイドフォースの問題は無視できる、いう記事も読んだことがある。
おそらくインサイドフォースキャンセラーが必要なのか不要なのかは、
これから先も決着がつかないままのような気がする。
私はインサイドフォースキャンセラー量は水平方向のバイアス量と考えているから、必要とする。
昨夜のブログを書いた後、facebookにコメントがあった。
SMEのインサイドフォースキャンセラーのおもりの重量はロットによって変更されている、とのことだった。
軽いのは3gくらいで、重いのになると6gくらいのものもある、とのこと。
インサイドフォースキャンセラーのおもり──、
と書いているが、やや長い。
SMEは、インサイドフォースキャンセラーのおもりのことをどう呼んでいるのか。
SMEのサイトをみると、Bias Weightとある。
ということは、SMEのアイクマンも、
インサイドフォースキャンセラーはカートリッジの針先への水平方向のバイアスと考えていた、
とみていいだろう。