語り尽くすまで(続・8月7日、そして11月7日)
今日、荷物が届いた。
ダンボール箱の中身は、数冊の本と、オーディオに関心のない人にとっては、古びた紙の束。
けれど、その「古びた紙の束」は、私にとっての宝である。
送ってくださったのは瀬川先生の実妹の櫻井さん。
古びた紙の束は、瀬川先生の原稿執筆のためのメモであったり、試聴テストの際のメモであったり、
スケッチであったり、そして未発表の原稿でもある。
ひとつひとつをじっくりとはまだみていないが、それでもざっとひととおり見て思うのは、
瀬川先生のオーディオ評論家としての誠実さである。
オーディオ評論家としての資質、才能、情熱、知識だけでなく、瀬川先生には「誠実」がそこに加わる。
なぜそう感じたのかについては、まだ書かない。
いずれ、別の「かたち」で書いていく。