想像つかないこともある、ということ(書いていて気づいたこと)
「コンポーネントステレオの世界 ’79」から架空の読者は登場しなくなった。
記事の構成も筆者ごととなり、組合せの予算がまず決められている。
「コンポーネントステレオの世界 ’79」は1978年暮にでた別冊だ。
このころステレオサウンドのベストバイは6月発売の夏号でやっていた。
1978年のベストバイを特集していた51号では、
それまでの47号、43号、35号のベストバイと異っている点がひとつあった。
価格帯の設定である。
それまでのベストバイは、スピーカーシステムのベストバイ、プリメインアンプのベストバイ……、といったように、
価格帯の設定はなかった。
たまたまの偶然なのかもしれない。
けれど1978年のステレオサウンドにおいて、価格(予算)ということが、
ベストバイと組合せの両方に登場しているのだ。