Date: 3月 30th, 2014
Cate: 岩崎千明
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想像つかないこともある、ということ(その7)

「コンポーネントステレオの世界 ’79」で井上先生が、アルテックの604-8を、
25mm厚の三尺×三尺の合板を二枚に切り90cm×90cmの平面バッフルに取り付けた組合せ、
これは1979年の3月に出たステレオサウンド 50号のマイ・ハンディクラフトと関係しているものだと、
その時は思ってしまった。

50号は「コンポーネントステレオの世界 ’79」の約三ヵ月後に出ている。
さらに「コンポーネントステレオの世界 ’79」と50号のあいだには、HIGH-TECNIC SERIES-4も出ている。

ここでは国内外のフルレンジユニットを2m四方の平面バッフルに取り付けての試聴を行っている。
だから、「コンポーネントステレオの世界 ’79」での井上先生の平面バッフルも、
この流れの中のひとつだと捉えてしまったわけだ。

このころは私はスイングジャーナルのバックナンバーを読むことはなかった。
その機会もなかったし、特に読みたいとも思ってもいなかった。

けれどこの二年、スイングジャーナルのバックナンバー、それも70年代のものを集中して読んでみると、
岩崎先生の組合せに、たびたび平面バッフルが登場していることを知った。

岩崎先生自身も、「またか」といわれそうだが、
とことわりながらも平面バッフルにスピーカーユニットを取り付けた組合せを、1976年においてもつくられていた。

そのことをいまは知っている。
知った上で、「コンポーネントステレオの世界」での井上先生の組合せをみていくと、
当時では見えていなかったことに気づく。

気づくと「コンポーネントステレオの世界 ’78」での組合せも、そうなのだ、とおもえるわけだ。

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