Date: 2月 25th, 2014
Cate: ロマン
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オーディオのロマン(その1)

昨夜、twitterでフォローしている人のツイートが目に留った。

そこには、不見転でオーディオを買う人は幸福になれない、と書かれてあった。

不見転とは、後先考えずに事を行なうことであるが、
ここでの不見転は、そのオーディオ機器について十分に調べもせずに試聴もせずに、ということを意味している。
少なくとも私はそう受けとめた。

このツイートについてあることを書こうと思っていたら、
別の、フォローしている人が、ほぼ同じことをツイートされていた。

でも「不見転で……」のツイートをした人の意図は、
私がしようと思っていたこととは、少し違うところの人たちの事ではないか、とも思える。

私は実際に見たことはないけれど、
オーディオ店には時々、「いちばん高いオーディオをくれ」という買い方をする人がいる、と聞いている。

とにかく価格がいちばん高いモノであればいいらしい。
店にとって、これほど有難い客は他にいないだろう。

こういう買い方をする人は、何も調べもせず、何も試聴もせずに買っていく。

おそらく、この人たちのことを「不見転で……」のツイートをした人は思い浮べていたのではないのか。
たしかに、こういう買い方をする人には、どんなにいいオーディオ機器を購入したところで、
幸福になれる可能性は、まったくないとまではいわないけれど、ほとんどない、と私もいいたい。

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