マランツ Model 9kがやって来た(その8)
マランツのModel 9kがやって来て、改めて考えることがある。マランツの管球式パワーアンプ、Model 2、5、8Bとの違いについて、である。
これまでも写真や実機を見てきているし、回路図もそう。いくつかの記事も読んでいる。それでも、なぜなのか、と思う点はある。
Model 9にはフロントパネルがついている。このことは、誰でもすぐにわかる違いだ。
私が、なぜなのか、と主に思っている点は、
入力レベルコントロールが付いたこと、極性切替スイッチが付いたことだ。
Model 2、5、8Bには付いていない。それがModel 9にだけはある。何か必要性があって付けたのだろうか。
これといった答は浮かばない。
となるとフロントパネルを付けたからではないか、と思えてくる。
マランツの、この時代のデザインは基本的に左右対称であり、わずかに、そのバランスをくずしていることは、古くから岩崎先生、瀬川先生が指摘されている。
Model 9も基本的に左右対称のフロントパネルをもつ。だからこそだ、入力レベルコントロールのノブがなかったら、左右対称ではなくなってしまう。
フロントパネル下部左右両端の丸いノブ、これが片方だけだったり、ない姿を想像してみると、案外そうなのかも、と思えてくる。