Date: 12月 25th, 2013
Cate: 程々の音
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程々の音(その10)

松波濤氏がどういう人なのかについても、実は書きたいのだが、
まだ書くわけにはいかない事情がある(いずれ書く事になろう)。

ステレオサウンドがつくり上げたコーネッタは、
コーナー型でフロントローディングホーン付という、
タンノイ・アメリカのコーネッタとはエンクロージュアの形も型式も違うものとなっている。

それでもいい、と私はおもう。
アメリカ・タンノイのコーネッタを再現することが、ステレオサウンドの企画の意図ではなく、
あくまでもタンノイの10インチ同軸型ユニットを良く鳴らしたい、
ということがベースにあっての記事なのだから。

タンノイ・アメリカのコーネッタにしろ、
ステレオサウンドのコーネッタにしろ、
実際にその音を聴いている人はそう多くはない、と思う。

私も一度だけあるところで聴いているだけで、
それをもってコーネッタの音、とはいえない理由もある。

コーネッタの記事は井上先生によるものだ。
井上先生にコーネッタについて、もちろんきいている。

「いい音だった」とうれしそうに語られた。

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