Date: 3月 8th, 2013
Cate: アナログディスク再生
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ダイレクトドライヴへの疑問(その13)

世の中には、いまだケーブルによって音が変るなんてことは絶対にない、
さらにはアンプで音が変ることもない、
こんなとんでもないことを平気で強弁している人がいる。

ケーブルを交換すれば、音が変るのは事実であるし、
アンプを替えれば音は変る。
ただ、その時の音の違いは、人によって、それに価値観の相違によって、
それほど重要ではない、という言い方ならば納得できる。

それにある人にとって容易に聴き分けられる音の違いが、
別の人にとっては違いがわからない(わかりにくい)ということはある。
その逆もまたある。

自分が聴き分けられないから、
ケーブルを交換しても(アンプを替えても)音は変らないということにはならない。

ケーブルによる音の違いはわからないから、
いまのところケーブルによる音の違いは、私には存在しないといえる、
ケーブルによる音の違いよりももっと重要なことがあり、そちらから音を追求していきたい、
そういう考えから「ケーブルによって音は変らない」といわれているのであれば、
その方のオーディオの取組みを尊重したい。

だがインターネットで、匿名なのをいいことに、
自分の考え(というよりも耳)が正しい、とばかりに、
ケーブルによって(アンプによって)音は変るという人に噛みつくばかりの人は、
ターンテーブル(アナログプレーヤー)によって音が変ることはない、というだろう。

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