Archive for 8月, 2009

Date: 8月 12th, 2009
Cate: MC2301, McIntosh, ショウ雑感

2008年ショウ雑感(その2・補足)

昨年のインターナショナルオーディオショウで、いちばん聴いてみたかった製品が、
ほぼ1年経ち、ようやく登場した。
マッキントッシュの管球式のモノーラルパワーアンプ、MC2301だ。
出力は300Wだから、同社の往年の名器、MC3500の350Wにはすこし及ばなかったが、
ここでの、50Wの差は、ないに等しいだろう。

出力管はKT88で、片チャンネルあたり8本使用している。
MC3500は、6LQ6を、やはり8本使っている。
電圧増幅には、マッキントッシュ・ジャパンのサイトで公開されている資料によると、12AT7が2本とある。
MC3500では、初段から使用真空管をあげていくと、まず12AX7、さらに12AX7がつづき、
6DJ8、6CG7、6DJ8となっている。
出力段の前段には、双三極の出力管6BL7GTAのカソードフォロワーになっており、
電圧増幅部の6CG7も初段の12AX7もカソードフォロワーだ。
つまりカソードフォロワーが3段あるわけだ。

MC2301の回路構成がどうなっているか、詳細は不明だからこそ、
電圧増幅部の真空管の使用本数が半分以下になっているのは、興味深い点である。

電圧増幅段の、NFBをかける前のゲイン(オープンループゲイン)は、かなり違うのだろう。
ということは、NFB量も違う。
MC3500は、30dB程度のNFBをかけていたと記憶している。

それにコンストラクションも、どちらもモノーラル構成だが、大きく違う。
MC2301はシャーシーの中央に、電源トランスと出力トランスという、
アンプ内でもっとも重量のある部品を置くことで、重量バランスの片寄りをなくしている。
出力管は、両側に4本ずつ振り分けている。

MC3500は、電源トランス2個(高圧用と低圧用)はフロントパネル側に、右寄りに、
出力トランスはリアパネル側の左寄りに、配置している。
出力管は8本まとめて、リアパネル側、出力トランスのとなりに置かれ、ファンによる強制空冷となっている。

フロントパネルの色も違う。
MC3500はホワイトハウスに納入するために開発されたもので、だからパネルがシルバーだという、
どこまで本当のなのかわからない話を、昔きいたことがある。
MC2301は黒だ。メーターの大きさもずいぶん違う。MC2301のもののほうがかなり大きい。

これらの変化・違いは、時代の変化によるものも含まれよう。

MC2301は、とにかく、いまいちばん聴いてみたいパワーアンプのひとつである。

Date: 8月 12th, 2009
Cate: 組合せ

妄想組合せの楽しみ(その19)

ジュリアード弦楽四重奏団は、バルトークを、3回録音している。
1950年のモノーラル録音、ステレオ録音になってからの1963年と1981年、それぞれ10年以上のへだたりがある。

音のことをいえば、1981年に録音されたものがすぐれているけれど、
1963年録音のものには、気迫の凄さといいたくなるものが感じとれる。
1963年にバルトークが、どう聴かれていたのかは、この年に生れた私は、
想像するしかないわけだが、すくなくとも18年後の1981年とでは、作品の知名度もかなり違っていただろうし、
1963年には、バルトークの弦楽四重奏曲は、まだ「現代音楽」として聴かれていたのではなかろうか。

だとすれば、1963年録音に感じとれる気迫が、1981年録音には薄れていることも納得がいく。
1963年録音と1981年録音、どちらの演奏がすぐれているかということではなく、
時代の変化によって演奏の性格もかわっていく。

アバドとポリーニによる、バルトークのピアノ協奏曲第1番をはじめて聴いたときも、
その気迫の凄さに圧倒されたのを、いまでもはっきりと憶えている。

1977年に録音されたこの演奏には、切れ味の鋭さが感じとれる。
もし当時の若さのままのアバドとポリーニが、今の時代、いたとしても、同じ演奏(表現)はしないだろう。
時代の表現というものがある。

DB1+DB2、KEF・104aBの組合せよりも、いまのオーディオ機器を組み合わせた方が、
ディテールの再現性の高さは、あきらかに上だろう。
それでも、この時代ならではの、神経質なところをどこかに残す、独得の繊細さは、あきらかにある。

Date: 8月 12th, 2009
Cate: ESL, QUAD

QUAD・ESLについて(その15)

「思いこみ」のもつ力を否定しているわけではない。
思いこみ力が、いい方向に作用することだってあるのは、わかっている。

ただ「思いこみ」で、だれかにオーディオの技術や方式について、
そのことを音に結びつけて、オーディオ、オーディオ機器について説明するのは、
絶対にやってはいけないことだ。

これは害以外の何ものでもない。
けれど「思いこみ」の人は、そのことにまったく気づかず、害を垂れ流しつづけるかもしれない。

「思いこみ」の人のはなしをきいている人が、よくわかっている人ならば、こんな心配はいらないが、
そうでない人のことの場合も、案外多いと思う。

「だから素晴らしい」と語る、その人の仕事の詳細を、私は知らないが、
それでも、オーディオに明るくない人のシステム導入のことをやっているのは、本人からきいている。
彼は、ここでも、思いこみだけの技術的説明を行なっているのだろう、おそらく……。

Date: 8月 11th, 2009
Cate: ESL, QUAD

QUAD・ESLについて(その14)

己の知識から曖昧さを、できるだけなくしていきたい。
誰もが、そう思っているだろうが、罠も待ち受けている。

曖昧さの排除の、いちぱん楽な方法は、思いこみ、だからだ。
思いこんでしまえれば、もうあとは楽である。
この罠に堕ちてしまえば、楽である……。

Date: 8月 10th, 2009
Cate: ESL, QUAD

QUAD・ESLについて(その13)

この「伝達関数:1」ということが、「だから素晴らしい」と力説した人の頭の中にはなかったのだろう。

では、なぜ彼は、6dB/oct.のネットワークがいいと判断したのだろうか。
彼の頭の中にあったのは、
「思いつき」と「思いこみ」によってつくられている技術「的」な知識だけだったように思えてならない。

そこに、考える習慣は、存在していなかったとも思っている。
考え込み、考え抜くクセをつけていれば、あの発言はできない。

いま、彼のような「思いつき」「思いこみ」から発せられた情報擬きが、明らかに増えている。

Date: 8月 9th, 2009
Cate: 瀬川冬樹, 現代スピーカー

現代スピーカー考(その21)

ステレオサウンドの60号の1年半前にも、スピーカーの試聴テストを行なっている。
54号(1980年3月発行)の特集は「いまいちばんいいスピーカーを選ぶ・最新の45機種テスト」で、
菅野沖彦、黒田恭一、瀬川冬樹の3氏が試聴、長島先生が測定を担当されている。
この記事の冒頭で、試聴テスター3氏による「スピーカーテストを振り返って」と題した座談会が行なわれている。

ここで、瀬川先生は、インターナショナルサウンドにつながる発言をされている。
     ※
海外のスピーカーはある時期までは、特性をとってもあまりよくない、ただ、音の聴き方のベテランが体験で仕上げた音の魅力で、海外のスピーカーをとる理由があるとされてきました。しかし現状は決してそうとばかかりは言えないでしょう。
私はこの正月にアメリカを回ってきまして、あるスピーカー設計のベテランから「アメリカでも数年前までは、スピーカーづくりは錬金術と同じだと言われていた。しかし今日では、アメリカにおいてもスピーカーはサイエンティフィックに、非常に細かな分析と計算と設計で、ある水準以上のスピーカーがつくれるようになってきた」と、彼ははっきり断言していました。
これはそのスピーカー設計者の発言にとどまらず、アメリカやヨーロッパの本当に力のあるメーカーは、ここ数年来、音はもちろんのこと物理特性も充分にコントロールする技術を本当の意味で身につけてきたという背景があると思う。そういう点からすると、いまや物理特性においてすらも、日本のスピーカーを上まわる海外製品が少なからず出てきているのではないかと思います。
かつては物理特性と聴感とはあまり関連がないと言われてきましたが、最近の新しい解析の方法によれば、かなりの部分まで物理特性で聴感のよしあしをコントロールできるところまできていると思うのです。
     ※
アメリカのベテランエンジニアがいうところの「数年前」とは、
どの程度、前のことなのかはっきりとはわからないが、10年前ということはまずないだろう、
長くて見積もって5年前、せいぜい2、3年前のことなのかもしれない。

Date: 8月 8th, 2009
Cate: 理由

「理由」(その1)

オーディオへ関心をもつきっかけについて、友人・知人にきいてみると、
やはり、家族の誰かがオーディオを趣味としていた、とか、
知人・親戚などのお宅で、目覚めるきっかけとなる音をきいてから、と、
とにかく、「音」にふれたことだと、みな言う。

あらためて聞くまでもなく、やっぱりそうなんだろうなぁ、と思いながら、
同時に、そういう体験なしにオーディオに関心をもちのめり込んできた私のような例は、
珍しいのか、と、ここでもあらためて思う。

なのに、なぜここまでオーディオにのめり込み、一時期、オーディオを仕事とし、
そのあとも、こうやってオーディオについて、あれこれ書いている理由について、
それほどふかく考え込んだわけではないが、理由といえば、これだ、といえるものがある。

Date: 8月 7th, 2009
Cate: 使いこなし

使いこなしのこと(その10)

The Goldを手にいれたのは、QUADのESLの前のスピーカー、セレッションのSL600を使っていたときなので、
ESLは最初からThe Goldで鳴らしていたわけだ。

このときは気がつかなかったが、好奇心から他のパワーアンプで鳴らしてみたことがあった。
そのとき、この狭い部屋で壁に押しつけるような置き方にもかかわらず、
ESLが、こんなにうまく鳴ってくれていたのは、パワーアンプのおかげ、
つまりThe Goldのおかげ──もちろんそれだけではないのだけれど──が大きかったのだと確認できた。

使いこなしの難しさの要因は、実はパワーアンプにもあるように、そのときから思いはじめている。
ほんとうに優れたパワーアンプを用意できれば、それだけでずいぶんとスタート地点が変わる。
難しさのいくつかが軽減される。これははっきりと言えることだ。

そしてスピーカーに対して、不充分なパワーアンプ(価格的に、という意味ではない)しか用意できなかったときは、
使いこなしの難しさは、ただ増すばかりともいえよう。

Date: 8月 6th, 2009
Cate: 組合せ

妄想組合せの楽しみ(その18)

DB1の回路図を見ていて気がついたのは、JBLのコントロールアンプSG520も、
+電源ではなく、−電源を採用していたということだ。
SG520は、−21Vの電圧がアンプ部にかかっている。

トランジスターには、NPN型とPNP型がある。
SG520もDB1も、PNP型トランジスターを主として使っている。
SG520のフォノイコライザーはわずか3石しか使っていないが、すべてPNP型である。
トーンコントロールを含むラインアンプは、6石使用(つまり6段構成)。うち4石がPNP型である。
SG520はオシレーターを内蔵しているが、この回路に使われているのもPNP型である。

SG520と似た回路構成のEMTのフォノイコライザーアンプ155stのイコライザー部は、
やはり3石構成だが、こちらはNPN型のみ使用で、+電源となっている。

+電源のみがいいのか、SG520、DB1+DB2のような−電源のみがいいのか、
それとも±2電源が優れているのかは、簡単に結論が出せることではない。

ひとつの要素だけでアンプ音が決定されるわけではないのは重々承知しているが、
それでもSG520とDB1+DB2が、−電源のみであることは、単なる偶然ではないような気がしてならない。

Date: 8月 5th, 2009
Cate: ジャーナリズム

オーディオにおけるジャーナリズム(その24)

「我々のあいだには、チームプレイなどという都合のよい言い訳は存在しない。
あるとすれば、スタンドプレイから生じるチームワークだけだ」
荒巻大輔の言葉だ。

荒巻大輔とは何者? と思われた方もいるだろう。
インターネットで検索してみると、すぐに出てくるので、ここでは書かない。

この言葉をきいたのは、ずいぶん前だし、そのときも感心したおぼえがある。
それを、いまごろ、ふと思い出したわけだ。
チームプレイとチームワークは似ているようでいて、違うものだ。

それに、結局のところ、スタンドプレイ(単独行動)のみしかないのかもしれない。
ならばチームワークを生むスタンドプレイと、生まないスタンドプレイの違いは、どこにあるのか。

「思いやり」が、そこにあるかないのか違いだと断言する。
「思いやり」のないスタンドプレイには、チームワークは存在し得ない。
そうはっきりと言える。

Date: 8月 5th, 2009
Cate: ジャーナリズム

オーディオにおけるジャーナリズム(その23)

以前はどうだったのだろうか。
想像するしかないが、やはりステレオサウンドにおいて、五味先生の存在は精神的な支柱だったと思う。

それに、一昨日、黒田先生の「憧れが響く」を入力していて考えていたのは、「目的地」についてである。

プライベートにおいて、出されている音の「目的地」はひとりひとり違っていても、
オーディオ評論家として「目的地」は、直接、言葉に出されていないくても、
おそらく共通したものがあったようにも思えてならない。

だから、編集者が黒子でいても(いたからこそ)、うまく機能していったのだろう。
けれど、状況は大きく変化している、変化した。
だから、チームプレイが必要なのかもしれないと考えたわけだ。

だがそれも、精神的なリーダー不在ではうまく機能するとは、とうてい思えない。
では、どうすればいいのか。
ひとつ、思い出した言葉がある。

Date: 8月 5th, 2009
Cate: ジャーナリズム

オーディオにおけるジャーナリズム(その22)

ステレオサウンドが創刊された当時は、人に恵まれていた。
五味康祐、岡 俊雄、岩崎千明、井上卓也、長島達夫、山中敬三、菅野沖彦、
瀬川冬樹、黒田恭一、上杉佳郎(生年順)……。

いまも活躍されているのは菅野先生ひとりになってしまった。
上杉先生も健在だが、オーディオ評論家としての活動は控えられているのではないだろうか。

あからさまに書いてしまえば、いまオーディオ誌に執筆されている方たちと、上記の方たちとでは、
力量も、経験量も違う、というしかない。

だからといってそれを嘆いていても仕方のないことで、「人がいない」というのは言い訳にすらならない。
少なくとも編集者が、これを言ってしまっては、終りである。

ひとりひとりの力が劣るのであれば、協力し合うことで、対処すればいいだけのはなしで、
1対1で勝てなければ、1対複数で向えばいい──、そんなふうに考えていた。

チームプレイがうまく機能するには、監督もしくはリーダーが必要だ、とも……。

こんなことを数ヵ月前までは考えていたし、このことを数人の方に話したこともあった。

Date: 8月 4th, 2009
Cate: the Reviewの入力

the Review (in the past) を入力していて……(その24)

ボリュウムは、ML6LとPAM2は、左右チャンネルで独立している。そのため音量調整のたびに、
ふたつのボリュウムをいじり、音量をぴたり揃えるのに、少しばかり慣れが必要となる。

ML6Lは、専用の木製ケースに収めれば、上下2段に重ねることになるし、
このケースを使わないにしても、ほとんどの場合、やはり2段重ねで使われることが多い。
つまりボリュウムは上下に配置されることになる。
ただこの種のアンプの場合、左右チャンネルを同条件に揃えるという意味からは、
上下に重ねることは、とにかく避けたいのだが……。

PAM2では、左右にすこし離して配置されている。ボリュウム間はML6Lよりも離れているわけだが、
どちらが使いやすいかといえば、人によりけりだろうが、PAM2の配置の方が、まだ操作しやすい。

CA-Xは、その点、日本製アンプらしい、といえる気配りで、ボリュウムそのものは独立しているが、
メカニカルクラッチを組み込むことで、連動させての音量調整も、左右別個の調整も可能にしている。

Date: 8月 4th, 2009
Cate: the Reviewの入力

the Review (in the past) を入力していて……(その23)

クレルのPAM2は、フロントパネルで機械的には結合されているが、左右チャンネルをアンプ部だけでなく、
外付けの電源部、電源コードまで分けている。

コントロールアンプとパワーアンプという違いはあるものの、
マランツの初期のソリッドステートアンプ、♯15のつくりそのものである。
2台のアンプを機械的に結合させステレオアンプとする発想で、
これは1970年代後半に、デンオンから出たPOA1001にも採用されているし、
マランツでも、Sm10で、この手法を受け継ぎ、復活させている。

PAM2以前にも、電気的に、左右チャンネルを徹底的に分離させたアンプは、マークレビンソンのML6L、
スタックスのCA-Xがあるが、それぞれ手法は異る。

ML6Lは、機械的な結合もなく、完全に、アンプ部も電源部も左右チャンネルで独立している。
CA-Xは、アンプ部と電源部をわけた2シャーシー構成で、それぞれ中央に仕切り板を設け、
アンプ部も電源部も、左右チャンネルで対称配置になっている。
電源コードは、ML6LとPAM2は2本だが、CA-Xは1本。

Date: 8月 4th, 2009
Cate: 境界線

境界線(その1)

瀬川先生は、「オーディオABC」のなかで、可聴帯域の20Hzから20kHzまで、こまかくわけて図に示されている。
重低音域(20〜50Hz)、低音域(50〜150Hz)、中低音域(150〜450Hz)、中音域(450Hz〜2kHz)、
中高音域(2k〜4kHz)、高音域(4k〜12kHz)、超高音域(12k〜20kHz)といった感じにわけられている。
括弧内の数字は、私が図から読みとった数値なので、
だいたいこのくらいまで、という程度として受けとっていただきたい。

いま目の前に3ウェイのスピーカーシステムがあったとしよう。
そのスピーカーのウーファーが受持つ帯域が低音で、スコーカーの帯域が中音、トゥイーターの帯域が高音、
そういうふうにもわけることができる。
たとえばヤマハのNS1000Mのクロスオーバー周波数は、500Hzと6kHzだから、
500Hzまでが低音域で、500から6kHzまでが中音域、6kHz以上が高音域ということか。

他のスピーカー、たとえば4ウェイのJBLの4343は、
低音(Low)、中低音(Mid-Bass)、中高音(Mid-High)、高音(High)となり、
それぞれのクロスオーバー周波数は300、1.25k、9.5kHzとなっている。

4343では、300Hzまでが低音域で、300から1.25kHzが中低音域、1.25kから9.5kHzまでが中高音域、
9.5KHz以上が高音域ということになるのだろうか。
そして、ミッドバスとミッドハイのふたつのユニットが受け持つ帯域(300〜9.5kHz)が、
いわゆる中音域ということか。
NS1000Mの中音域と4343の中音域は、4343のほうがいくぶん広いが、ほぼ重なり合っている。

このへんの帯域は、上に書いた瀬川先生の分類では、
中音域と中高音域と足したもの(450〜4.5KHz)に、相当するといえよう。