Date: 8月 5th, 2009
Cate: ジャーナリズム
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オーディオにおけるジャーナリズム(その22)

ステレオサウンドが創刊された当時は、人に恵まれていた。
五味康祐、岡 俊雄、岩崎千明、井上卓也、長島達夫、山中敬三、菅野沖彦、
瀬川冬樹、黒田恭一、上杉佳郎(生年順)……。

いまも活躍されているのは菅野先生ひとりになってしまった。
上杉先生も健在だが、オーディオ評論家としての活動は控えられているのではないだろうか。

あからさまに書いてしまえば、いまオーディオ誌に執筆されている方たちと、上記の方たちとでは、
力量も、経験量も違う、というしかない。

だからといってそれを嘆いていても仕方のないことで、「人がいない」というのは言い訳にすらならない。
少なくとも編集者が、これを言ってしまっては、終りである。

ひとりひとりの力が劣るのであれば、協力し合うことで、対処すればいいだけのはなしで、
1対1で勝てなければ、1対複数で向えばいい──、そんなふうに考えていた。

チームプレイがうまく機能するには、監督もしくはリーダーが必要だ、とも……。

こんなことを数ヵ月前までは考えていたし、このことを数人の方に話したこともあった。

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