Archive for category 中点

Date: 11月 20th, 2009
Cate: 中点

中点(その4)

早瀬さんが、SOUNDFRAILのトップページに書いてくれている。
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リンクしているaudio identity (designing) を読んでいると、オーディオについてのベーシックにして高度な理論について、とにかく徹底して自分の頭で考えるということの大切さを教えられる。電気的な知識がまったく無い人にはちょっと難しい部分もあるのだが、オーディオが好き、という以上あるていどのお勉強は必要だと思う。
audio identity (designing) 主宰者の宮崎さんは、とにかく既成の事実、完成された技術についても疑いの眼差しをもって検証し考え抜くという人。時には製品をバラバラに分解して観察し、何故、という視線をキープしながら本質にせまろうとする。その熱意には並々ならぬものがある、と思う。

名だたる自動車メーカーはライバルメーカーのクルマを徹底的に分解して、ネジ一本に到るまでコスト計算していくという。
いい音を達成するために、とりあえず自分の限界に挑みつつ考えるという態度は必須のものと思われる。
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たしかに、つねに疑問をもつように心がけている。
それは、技術に対してだけではない(すこしイヤな人間性なのかもしれない)。
疑問をもつからこそ見えてくることがあるし、発想も湧いてくる。
と書くと、ここで書いたこととすこし矛盾するのではないか、との声もあるだろう。

とことん信じるところと、つねに疑うところがある。
そう心がけているともいえるし、直感に従っているまで、ともいえる。

どちらか片方だけでは、中点が存在しなくなるから、無意識、意識的にそうしているのかもしれない。

Date: 11月 15th, 2009
Cate: 中点

中点(その3)

そこそこの時間生きていれば、得たものもあれば、同じぐらいの失ったものもあるのが、
あたりまえのことなのかもしれない。

これまで生きてきて、なにひとつ失ったものは、無い、という、
ひじょうに恵まれている、と世間でいわれている人もいるかもしれない。

それでも、失うものを失っている、だけで、そのことに気がついていないのは、
当の本人ではなく、羨ましげに見ている周りの人たちの方かもしれない。

築いてきたもの、手にしてきたもの……、それらのものを、あるとき、一瞬にして失うかもしれないし、
徐々に失ってきてもいる。

誰だって、苦労して得てきたものほど、失いたくはない。
それでも、失わなければ、感知できないなにかが確実にある。

Date: 11月 14th, 2009
Cate: 中点

中点(その2)

中点を明らかにすることが、自恃につながる、と、いまは思うようになった。

Date: 11月 13th, 2009
Cate: 中点

中点(その1)

クラシックをずいぶんながく聴いていているけれど、
好きな演奏家もいれば、嫌いな演奏家もけっこういる。
好きな作曲家もいれば、嫌いな作曲家も、意外と多い。

オーディオもながくやってきたけれど、好きな音と同じくらい、嫌いな音もある。
いろんなスピーカーを聴いていたけれど、
好きなスピーカーよりも、明らかに、これは嫌いなスピーカーのほうが多い。

世の中には、嫌いな色はないとか、嫌いな食べものもない、という人がいる。
その人たちのことを批判するわけではない、と断って、いいたいのは、
好き嫌いがなければ、その「中点」も、また存在しないということだ。

だから、嫌いな作曲家の曲も、嫌いな演奏家のディスクも聴くようにしている。