Date: 11月 20th, 2009
Cate: 中点
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中点(その4)

早瀬さんが、SOUNDFRAILのトップページに書いてくれている。
     *
リンクしているaudio identity (designing) を読んでいると、オーディオについてのベーシックにして高度な理論について、とにかく徹底して自分の頭で考えるということの大切さを教えられる。電気的な知識がまったく無い人にはちょっと難しい部分もあるのだが、オーディオが好き、という以上あるていどのお勉強は必要だと思う。
audio identity (designing) 主宰者の宮崎さんは、とにかく既成の事実、完成された技術についても疑いの眼差しをもって検証し考え抜くという人。時には製品をバラバラに分解して観察し、何故、という視線をキープしながら本質にせまろうとする。その熱意には並々ならぬものがある、と思う。

名だたる自動車メーカーはライバルメーカーのクルマを徹底的に分解して、ネジ一本に到るまでコスト計算していくという。
いい音を達成するために、とりあえず自分の限界に挑みつつ考えるという態度は必須のものと思われる。
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たしかに、つねに疑問をもつように心がけている。
それは、技術に対してだけではない(すこしイヤな人間性なのかもしれない)。
疑問をもつからこそ見えてくることがあるし、発想も湧いてくる。
と書くと、ここで書いたこととすこし矛盾するのではないか、との声もあるだろう。

とことん信じるところと、つねに疑うところがある。
そう心がけているともいえるし、直感に従っているまで、ともいえる。

どちらか片方だけでは、中点が存在しなくなるから、無意識、意識的にそうしているのかもしれない。

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