JBL SA750(その9)
JBLのSA750。
これまでエス・エー・ナナヒャクゴジュウと読んでいた。
多くの人がそうであろう。
でも、エス・エー・ナナハンと読む人もいる、ときいた。
バイク好きの人にとっては、750=ナナハンである。
昔、750ライダー(ナナハンライダー)というマンガもあった。
750は、確かにナナハンである。
スピーカーの口径でも、6.5インチはロクハンだ。
ナナヒャクゴジュウとナナハン。
たったこれだけのことだけど、印象としては違ってくる。
JBLのSA750。
これまでエス・エー・ナナヒャクゴジュウと読んでいた。
多くの人がそうであろう。
でも、エス・エー・ナナハンと読む人もいる、ときいた。
バイク好きの人にとっては、750=ナナハンである。
昔、750ライダー(ナナハンライダー)というマンガもあった。
750は、確かにナナハンである。
スピーカーの口径でも、6.5インチはロクハンだ。
ナナヒャクゴジュウとナナハン。
たったこれだけのことだけど、印象としては違ってくる。
JBLのウェブサイトのSA750のページには、
9月発売予定とある。
けれど、これはいつの情報なのだろうか。
オーディオ関係のウェブサイトの今日の記事には価格がのっているのに、
JBLのサイトでは、価格の表示はない。
どちらが情報として新しいのかが、はっきりとしない。
今日の記事で、今秋となっているということは、
JBLのサイトにある9月発売は少し延びるということなのだろうか。
オーディオ関係のサイトの情報が新しい、ということなのか。
どちらにしてもあと数ヵ月でSA750は登場する。
JBL 75周年記念モデルなのだから、来年に延びるということはないはずだ。
オーディオ関係のウェブサイトに、JBLのSA750の記事が公開になっている。
ようやく価格も決まり(税込で385,000円)で、今秋発売とのこと。
今年1月にSA750が出る、というニュースがあった。
遅くとも夏ぐらいには登場するのかと漠然と思っていたら、秋なのか。
今秋とあるが、何月になるのかは記事中にはない。
9月、10月、11月のどこかで発売になるとしたら、
11月のインターナショナルオーディオショウには間に合わせてくるであろう。
内部写真は公開されていないが、スペックからもそうだし、
(その6)で書いているようにroon readyになったのが同日ということからも、
SA750のベースモデルは、アーカムのSA30で間違いない。
だとしたら、なぜここまで遅れるのか。
facebookでroonをフォローしている。
昨日、roonのfacebookページで、アーカムのSA30がroon readyになった、という投稿があった。
SA30がいつ発売になったのかは知らないが、roon readyになったということは、
JBLのSA750もroon readyになるのかと思ったら、
続けてSA750もそうなった、という投稿があった。
既発売のSA30とまだ発売になっていないSA750の両方が、
同時にroon redayになったということは、
SA750のベースモデルは、やはりSA30ということを間接的に語っている。
SA30をベースにしていても、大事なのは、その音である。
ステレオサウンド 219号は、ちょっとだけ楽しみにしていた。
JBLのSA750の記事を読める、と思っていたからだ。
けれど発売日前に、友人のKさんが、
私が期待している記事は載っていないことを知らせてくれた。
219号にSA750は、一応載っている。
424ページに、編集部原稿で、簡単な紹介記事が載っているだけである。
アメリカでは1月に発表になっていた。
日本でも4月ごろには発表された。
記事には、2021年初夏から受付開始とある。
発売されるのは8月とか9月くらいになるのだろうか。
それにしても、なぜこんなに発売が遅れているのか。
1月の発表とともに、
SA750は、同じハーマン傘下のアーカムのSA30をベースにしている(はず)と、
ソーシャルメディアで少し話題になっていた。
スペック的には確かに同じといわれてもしかたないほどだ。
リアパネルの写真を比較すると、これまた同じことがいえる。
アーカムのSA30がベースでも、そっくりそのまま出してくることはない、とは思っている。
そのための時間が必要なのかもしれない──、
と219号の記事を読むまでは思っていた。
写真の説明文にこうある。
《この写真はCG画像で実際の製品とは細部が異なります。》
ということは、リアパネルの写真もCG画像なのか。
1月発表の段階で、プロトタイプは存在していなかったのか。
9月発売の220号には、載るであろう。
どんなふうに仕上げてくるのか。
もしかすると220号の表紙はSA750なのかもしれない。
本のようなブックシェルフ型スピーカー。
さきほど公開したあとで、
そういえば、と思い出したスピーカーがある。
ハンガリーのミュージカルエンサイクロペディアのD93である。
1979年に日本に紹介されている。
輸入元は、オーディオラボで、価格は42,000円(二本一組)だった。
D93は、9.5cm口径のウーファー(二発)と6.5cmコーン型トゥイーターからなる。
外形寸法はW11.5×H28.6×D22.0cmで、重量は3.2kg。
ブランド名がそうであるように、百科辞典サイズのスピーカーである。
私は実物をみたことがないから、
当時はモノクロの、あまり鮮明でない写真ぐらいしかなかったが、
いまはインターネットがあるから、検索すると、いくつもの写真が表示される。
いわゆるミニスピーカーのフロントグリルを湾曲させ、
エンクロージュアの両サイドとフロントを、
百科辞典風のグリルで囲っている。
スピーカーのフロントが背表紙にあたる。
エンクロージュアの天板も、それらしく仕上げてある。
百科辞典に擬態したスピーカーシステムといっていい。
今回検索してわかったことがもう一つあって、
日本ではミュージカルエンサイクロペディアというブランドで紹介されていたが、
正しくはビデオトンで、
Musical Encyclopedia D93が型番だということだ。
当時、ビデオトンの製品も輸入されていた。
輸入元は、兵庫東西貿易だった。
どういう事情で、D93だけがオーディオラボ取り扱いになったのかは、知らない。
とにかくD93とBeosound Emergeには、四十年以上の隔たりがある。
私がオーディオに興味をもち始めたころ、
つまり1970年代後半のオーディオの解説には、
ブックシェルフ型スピーカーとは、本棚におさまるサイズとあった。
そのころの現実のブックシェルフ型スピーカーは、
とうてい本棚におさまるサイズではなかった。
ましてその後に登場した598スピーカーともなると、サイズだけでなく、
そうとうに立派な本棚であっても、重量的に支えきれる範囲を逸脱していた。
ミニスピーカーと呼ばれる製品がある。
このミニスピーカーぐらいが、本棚にすんなりおさまるサイズである。
ブックシェルフ型というのは、
現実にはフロアー型よりも小さいなサイズ、
設置になんらかのスタンド(置き台)を必要とするスピーカーという意味だった。
B&Oから、Beosound Emergeが発表になった。
このBeosound Emergeこそ、ブックシェルフ型である。
Beosound Emergeがどういうスピーカーなのかは、リンク先を見てほしい。
本棚に本来おさまるのは、本である。
ならばブックシェルフ型スピーカーというのは、本のようなスピーカーであってもいいはずだ。
ミニスピーカーとも違う、本のようなスピーカー。
こんなことをBeosound Emergeをみるまで考えもしなかった。
昨晩は男五人の飲み会だった。
どこかの飲食店でではなく、とある事務所でだった。
大きなテーブルに酒とツマミ。
男五人が、いつのまにか二人と三人にわかれて、
二人のほうは金融関係のまじめな話を、
三人(私はこちら)のほうは、あれこれいろんなことに話題が飛ぶ内容だった。
この事務所には、オーディオのシステムがある。
特に凝ったシステムではないが、あると、やはりいいものだ。
アンプを買い替えたい、ということだった。
それからネットワークオーディオもやってみたいということだった。
でもオーディオにはまったく詳しくない、という。
アンプの置き場所は、A級アンプや真空管アンプなど、
発熱の多いモノは向かない。
そうやっていくつかの条件を満たすモノはなにかと考えていたら、
JBLのSA750が好適なアンプにおもえてきた。
G級動作で、おそらく出力の割に発熱は少ないはずだ。
それにMQA対応のD/Aコンバーターも搭載している。
価格も3,000ドルらしいから、
なんらかのD/Aコンバーターとプリメインアンプを買うよりも予算は抑えられる。
問題は、SA750のデザインを気に入ってもらえるかだ。
意外にも、というよりも、当然なのかもしれない、と今回考えを改め直した。
SA750に対して、かなり好印象のようだった。
その人はSA600のことはまったく知らない。
SA750だけを見ての印象である。
SA750のデザインについて、あれこれいっている人は、
私を含めて、SA600に思い入れがあるからだ。
それゆえに、ついSA600とSA750を比較する。
ステレオサウンドの新製品紹介の記事が大きく変ったのは56号からだ。
カラーページが使われるようにもなり、
カラーページには「Best Products 話題の新製品を徹底解剖する」、
モノクロページには「Pick Up 注目の新製品ピックアップ」とそれぞれタイトルがつけられている。
「Best Products 話題の新製品を徹底解剖する」の扉には、こう書いてあった。
*
あたらしい、すぐれた製品との出会いは、私たちにとって、いつもドラマティックな体験です。心おどろせ、胸はずませて、あたらしい出会いを待ち受け、そして迎えるさまは、とうていマニアでない人びとには理解してもらえないでしょう。
そのマニアの中のマニアともいうべき、本誌筆者の方々に、毎号いちばんあたらしい、いちばん感動的な出会いについて書いていただこうというのが、このあたらしいページです。
やがて月日が経つとともに、それぞれの方々の出会いの歓びの鮮度は色あせていくかもしれません。あるいは、使いこんでいくうちに、日ましにその製品がもたらす歓びは色濃くなっていくかもしれません。
でも、それぞれ筆者自身にとっての、いまの真実は、ここに記されているとおりです。
*
新製品にふれるということは、確かにそういうことだ。
このころと違って、いまは実物にふれる前に、
インターネットで新製品情報を知ることができるようになった。
それぞれのオーディオメーカーのウェブサイトにて新製品の情報が公開される。
海外メーカーの新製品の場合、いつ日本に入ってくるのか、
どんな音がするのか、とあれこれ想像する。
楽しい時間である。
けれど、マッキントッシュのMCD85やMHA200の写真を眺めると、
マッキントッシュという老舗オーディオメーカーの衰退(終焉)の始まりを、
もしかすると見ているのではないか、という気もしてくる。
インターネット普及以前、
海外のオーディオ情報がいまのように誰もが知ることができなかった時代は、
輸入元の判断で日本に輸入されない機種があった。
そのメーカーのブランドイメージを損うという判断からなのが大半だった。
いまはそういう時代ではない。
そういう時代に、マッキントッシュはMCD85やMHA200のようなデザインを出してきた。
なぜ? とおもう。
マッキントッシュのCDプレーヤーの新製品、MCD85が発表になっている。
音については聴いていないので触れない。
ここで取り上げているのは、MCD85のデザイン、
ひいては最近のマッキントッシュのデザインに関して、どうしても何かいいたくなったからだ。
MCD85の少し前に、管球式のヘッドフォンアンプMHA200が発表になっている。
MHA200の写真をみたときにも、何かをいいたくなった。
ずっと昔、こんな感じの自作アンプがオーディオ雑誌に載っていた(という記憶がある)。
既視感たっぷりのMHA200である。
しかも、それがカッコよければいいのだけれど、
お世辞にもそうはいえないどころか、どこかアマチュアのコピーのようにも感じるし、
1970年代、マッキントッシュのMC275に似たスタイルのシャーシーのキットがいくつもあった。
それらを思い出させるレベルにしか見えない。
二年前に、MC2152が出た時も、同じようなことを書いた。
そこで感じたことは、MHA200をみて強まり、MCD85でさらに強まった。
世の中には、マッキントッシュの製品すべてをベタ褒めするオーディオマニアがいる。
多いのか少ないのかは知らないが、いるのは知っている。
そんな彼らは、MHA200、MCD85もベタ褒めするんだろうな……、と思っているところだ。
そんな彼らは、たいてい、こんなことをいう。
マッキントッシュの良さがわからないのは、あなたが未熟だからだ、と。
おおむねそんなことをいう。
そんな彼らは、MHA200、MCD85のデザインに疑問をもつ人に対しても、
やはり同じことをいうのだろうか。
そして、ここでもオーディオ評論家はどう書くのだろうか。
SA750の紹介記事は、
オーディオ関係のウェブサイト以外にもある。
GIZMODOというサイトにも、SA750の紹介記事がある。
《タイムマシンが持ってきてくれたJBLの60’sデザインアンプ》
というタイトルの記事だ。
おそらく同じ資料を見て書かれたものだろうが、
オーディオ関係のサイトの紹介記事とは、違うといえば違う。
武者良太という人が書いている。
オーディオマニアではないのだろうか。
ソーシャルメディアに見られるオーディオマニアの反応とも違う。
デザインについての反応も、ずいぶん違う。
武者良太という人は、SA600に憧れはないのだろう。
記事の最後のほうに、こうある。
*
JBL(Harman)を率いるSamsung(サムスン)だからこそ、世界的におうち時間が長いこの時代に合わせて、ゆったりと音楽が楽しめるアンプを作ったのではないかと思えてきます。
*
こういう捉え方も、ずいぶん違うな、と感じたところ。
メリディアンの輸入元がオンキヨーに移行して一年以上経つが、
音沙汰なし、といっていい状態が続いている。
先日、久しぶりにメリディアンのサイトを見ていた。
Productsの項目をみていたら、Integrated Ampsとあった。
以前みたときにはなかった項目である。
どんなプリメインアンプなのだろう、とクリックしてみると、
そこに表示されたのは、218と同シャーシーの251である。
Integrated Amp(プリメインアンプ)ではあるけれど、
218同様、フロントパネルにはツマミはひとつもない。
iPhone、androidのアプリ、IP Controllerで操作することになる。
出力は8Ω負荷で65W×2、4Ωでは100W×2である。
シャーシーは218と同じであっても、プリメインアンプなだけに、
重量は218の約五倍の2.5kgである。
といってもコンパクトだし軽いプリメインアンプである。
入力は218に準ずる。
もちろんMQA対応である。
JBLのSA750もそうなのだが、D/Aコンバーターを搭載し、
しかもMQA対応であれば、それだけのことであっても、
聴いてみたい、という気持が高まる。
1986年だったか、アルパイン・ラックスマンからプリメインアンプ、LV109が登場した。
D/Aコンバーターを搭載した初めてのプリメインアンプである。
LV109は、かわりにフォノイコライザーを搭載せず、LE109として販売していた。
当時、ステレオサウンドにいたから、
D/Aコンバーターを搭載することへの反応を、直接知ることができた。
肯定的な意見は、ほぼなかった。
私も懐疑的だった。
アンプ・エンジニアが技術的な挑戦として試作品をてがけるのは理解できても、
製品化することのメリットがあるとは思えなかった。
それから三十数年が経ち、ずいぶん捉え方も変っている。
ソーシャルメディアを眺めていたら、
JBLの新製品、SA750は、アーカム(ARCAM)のSA30をベースにしているのではないか、
そんなことを目にした。
確かにスペックを比較すると、そう思えてくる。
いまアーカムの輸入元は日本にはなく、SA30というモデルがあることも、
今回初めて知った。
しかもアーカムは、いまではハーマン・インターナショナルの傘下である。
となるとますます、その可能性は高くなる、といえる。
事実かどうかは、SA750が登場してみないことにはいえない。
内部写真を比較できれば、一目瞭然となるのか。
それともSA30をベースにしていたとしても、
筐体が変更されるとともに、コンストラクションも変更されているのかもしれない。
可能性としては低いが、
たまたまSA30と同じスペックになってしまった、ということもあるかもしれない。
仮にそうだとしよう。
こういう例は過去にもある。
あえて固有名詞は出さないが、
インターネットではかなり話題になっていた。
ベースとなった国産モデルと、
流用した海外モデルの内部写真が比較されていた。
価格的にさほど違わないのであれば、
アピアランスを好みで選択する、ということも、
趣味の世界だから考えられる。
けれど、価格もずいぶん違っていた。
どうすればこれだけ違うのだろうか、と首を傾げたくなるほどだった。
海外モデルのほうは、オーディオ雑誌でも取り上げられていた。
そこそこの評価を得ていたけれど、
国産モデル(安価な製品)をベースにしていることに触れた人はいなかったはずだ。
SA750は、どうなるのだろうか。
4月発売ということは、
早ければ3月発売のステレオサウンドが取り上げるかもしれないし、
遅くとも6月発売の号には載るはずだ。
誰が担当するのか。
当り障りのないことを書くだけなのか、
SA30との比較を含めて書くのか。
いくつかのサイトに掲載されているのでご存知の方も多いだろう。
今年4月に、JBLの創立75周年を記念してのプリメインアンプSA750が登場する。
同時にスピーカーシステム、L100 Classic 75も登場する。
SA750という型番を見て、SA600の後継機か、と期待した。
記事の本文を読んでいくうちに、SA750の写真が登場した。
……(微妙)が、私の正直な感想である。
SA600を知っている世代ならば、がっかりした、というのが、本音だろう。
SA750のデザインを素晴らしい、という人はいるのだろうか。
悪い、とまではいいたくない気持がある。
なんとなくフロントパネルの右三分の二が、ラジオのように感じられる。
それでもSA750のプリメインアンプとしての機能には興味がある。
トーンコントロールはないようだが、
Dirac Live(ルーム補整)を備えているし、
フォノイコライザーはもちろん、D/Aコンバーターも内蔵している。
しかもMQA対応である。
Roon Ready対応でもある。
それにずんぐりむっくりではないのもいい。
音はどうなのかは、いまのところなんともいえない。
写真を見てがっかりした。
こういう内容の機能を搭載しているだけに、
なんらかのディスプレイを必要とするのだろう。
そのせいもあって素敵なデザインとは、お世辞にもいえない。
いっそのことディスプレイに関しては、
iPhoneなどのスマートフォンやiPadなどのタブレットにまかせてしまうのも、
ひとつの手であっただろうが、
プリメインアンプ一台で完結させたかったのでもあろう。
それでも内容を知れば、なかなかに面白いそうなプリメインアンプだと思う。
5月ごろにOTOTENが開催されれば、そこでお披露目となるのだろうが、
このコロナ禍では、OTOTENの開催がどうなるのかなんともいえない。
カーオーディオが、いまどれだけ進歩しているのかは把握していない。
それでもカーオーディオの世界は、
家庭でのオーディオの世界とは決定的に違うのは、
その空間が特定されているということであり、
それによりデジタル信号処理によっては、
家庭でのオーディオよりも、ある面ずっと音を追求できる──、
ということは以前からいわれていたことだ。
それがいまどのレベルに達しているのかは興味もある。
同じようにヘッドフォンもまたカーオーディオ的といえる面をもつ。
DSPを搭載することで、従来のヘッドフォン再生とは違う次元の音を聴かせてくれるはずだ。
先日発表になったAppleのヘッドフォン、AirPods Maxは、そういう製品といえよう。
いわゆるピュアオーディオ的ヘッドフォンのあり方ではないAirPods Maxのあり方は、
面白いと感じている。
それで、AirPods Maxを紹介している記事をいくつか読んでいて、
おもしろい表現に出合った。
ブティックオーディオである。
GIZMODO JAPANの「AirPods Maxが高いって? 高くないよ。高いけど。」のなかに登場する。
*
AirPods Maxの競合は、おそらく「WH-1000XM4」のような“デジタルガジェット“要素の強いヘッドホンではありません。バング&オルフセン「Beoplay H95」や、Bowers & Wilkins「P9 Signature」といった、素材と仕上げと音質すべてにこだわった“ブティックオーディオ”的な趣きのヘッドホンの方が、カテゴリとして近いのではないかと思います。
*
ブティックオーディオという表現は、この記事ではじめて知った。
カーオーディオも、高級車専用になればなるほど、
このブティックオーディオの方向なのだろうか。