B&O Beosound Emerge
私がオーディオに興味をもち始めたころ、
つまり1970年代後半のオーディオの解説には、
ブックシェルフ型スピーカーとは、本棚におさまるサイズとあった。
そのころの現実のブックシェルフ型スピーカーは、
とうてい本棚におさまるサイズではなかった。
ましてその後に登場した598スピーカーともなると、サイズだけでなく、
そうとうに立派な本棚であっても、重量的に支えきれる範囲を逸脱していた。
ミニスピーカーと呼ばれる製品がある。
このミニスピーカーぐらいが、本棚にすんなりおさまるサイズである。
ブックシェルフ型というのは、
現実にはフロアー型よりも小さいなサイズ、
設置になんらかのスタンド(置き台)を必要とするスピーカーという意味だった。
B&Oから、Beosound Emergeが発表になった。
このBeosound Emergeこそ、ブックシェルフ型である。
Beosound Emergeがどういうスピーカーなのかは、リンク先を見てほしい。
本棚に本来おさまるのは、本である。
ならばブックシェルフ型スピーカーというのは、本のようなスピーカーであってもいいはずだ。
ミニスピーカーとも違う、本のようなスピーカー。
こんなことをBeosound Emergeをみるまで考えもしなかった。