毎日書くということ(戻っていく感覚・その7)
人間のこころの機能を無視して、人間の機能を単に生理的・物理的な動物のようにとらえる過った態度からは、魅力どころかまともなオーディオ製品すら生まれない。
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瀬川先生がステレオサウンド 31号の特集で書かれている文章からの引用だ。
31号は1974年夏号。
31号は、ステレオサウンド時代に読んでいる。
その時(ハタチぐらい)には、ここに出てくる「人間のこころの機能」の重さに気づかなかった。
いまやっと気づく。
「人間のこころの機能」、
このことを無視したところに、オーディオの科学も存在しない。
こうやって毎日書いているから、気づけた「人間のこころの機能」である。