Date: 11月 4th, 2016
Cate: 書く
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毎日書くということ(エリカ・ケートの言葉)

11月のaudio sharing例会で、エリカ・ケートのモーツァルト歌曲集をかけた。
常連のHさんからのメールが、さきほど届いた。
そこには、読売新聞の2009年8月19日の編集手帳からの引用があった。
     *
ドイツのソプラノ歌手エリカ・ケートさんは言語の響きや匂いに敏感であったらしい。歓談の折に語った比較論を「劇団四季」の浅利慶太さんが自著に書き留めている。◆イタリア語を「歌に向く言葉」、フランス語を「愛を語る言葉」、ドイツ語を「詩を作る言葉」と評した。日本語は──浅利さんの問いに彼女は答えたという。「人を敬う言葉です」
     *
浅利慶太氏の「時の光の中で」(文藝春秋)に載っている、とのこと。

私はイタリア語もドイツ語もフランス語もダメである。
英語も苦手である。
日本語だけである。

日本語が「人を敬う言葉」なのだとしたら、
私がここで書いていることは、そこからそう遠くに外れてはいない、と思った。

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