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Date: 8月 29th, 2026
Cate: 戻っていく感覚

My Favorite Things(オープルリールデッキ篇・その16)

ナグラ、ステラヴォックスがソニー、ウーヘルと何が違うかというと、ソニー、ウーヘルは5号リールまでだが、ナグラ、ステラヴォックスはアダプターを装着することで10号リールに対応していることだ。

それにソニー、ウーヘルはテープスピードも最大19cm/secだが、ナグラ、ステラヴォックスは38cm/sec。さらにステラヴォックスのSP7は76cm/secにも対応している。

ナグラもステラヴォックス、どちらも写真と文章だけでしか知らない中学生にとって、どちらが優れているのかは判断なんてできないわけだが、それでも76cm/secも使えるのか──、このことだけでステラヴォックスが、私の中ではナグラよりも上に位置づけされた。

それにステレオサウンド 43号の特集、ベストバイを読んでもステラヴォックスだった。

ステラヴォックスのSP7は、菅野沖彦、山中敬三の二氏、ナグラのIV-SDは大塚晋二、山中敬三の二氏がコメントを担当されている。
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スイスのステラボックスは、ナグラと並んで超精密度のメカニズムをもつ高級プロ用ポータブルデッキメーカーで、その製品は、放送、映画関係のプロに絶対の信頼性をもたれている。4スピードで76cm/sまで可能で、アダプターにより10号リールまで使える。長年のリファインが見事な水準に達した観がある。(菅野沖彦)

コンパクトポータブルデッキの超高級機としてスイスのステラボックスはナグラと並ぶ存在だ。大型プロ用デッキにまったくひけをとらない高度な性能は驚異的。絶妙なアダプターにより10号リールまで使用可能で、本格的な録音用としても多用されている。クリアーな高品位の録音キャラクターは定評がある。(山中敬三)
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ほぼ五十年が経ったいま読み返しても、やっぱりステラヴォックスだな、と思う。

Date: 8月 28th, 2026
Cate: 戻っていく感覚

My Favorite Things(オープルリールデッキ篇・その15)

オープンリールデッキにはポータブル型がある。国産モデルだとソニーのデンスケ(TC5550-2)がある。

デンスケがあまりにも有名だったためなのか、国産のポータブル型は、他のメーカーから出ていたのだろうか、と、HI-FI STEREO GUIDEを数冊、そのページをめくっても出てこない。

ソニーには、モノーラルデンスケと呼ばれるEM3もある。

海外は、ナグラ、ステラヴォックス、ウーヘルが輸入されていた。
ウーヘルは、4200 Report ICと4100 Report ICがあり、時代によって為替相場が変動していたが、20万円から30万円ほどだった。

ナグラとステラヴォックスは、価格からして違っていた。ナグラにはモノーラルモデルも数機種あり、ステレオモデルとして知られるのはIV-SDとIV-SJ。

ナグラも時代によって価格は変動していて、どちらも200万円前後で、IV-SJは2,480,000円だったこともある。
ウーヘルのほぼ十倍していた。

ステラヴォックスも輸入品ゆえに価格変動があり、100万円前後していた。

いうまでもなくナグラもステラヴォックスもスイス製。精密機器という印象が、とにかく強かった。

据置型ならば、スチューダーやテレフンケンなどに憧れ、ポータブル型ならばナグラとステラヴォックスだった。

なのだが、どちらも音を聴く機会は、いまのところない。ナグラのモノーラルモデルならば、ほんのわずか聴いているが、なんらかの印象が残るような聴き方ではなかった。

ステラヴォックスは、全くない。

Date: 8月 27th, 2026
Cate: オーディオ評論

ミソモクソモイッショにしたのは誰なのか、何なのか(その26)

(その25)の最後に、
post-truth = ミソモクソモイッショともいえる、と書いた。

八年前の別項で書いている。

雑誌が変ったのか、読者も変ったのか。
少なくとも読者は雑誌に「私を気持ちよくさせて」ということを求めはじめたのではないのか。
その要求に、雑誌側も応えるようになってきた──、
少なくともステレオサウンドは、そうであるように感じる。

読者を気持ちよくさせること自体は悪いとはいわないが、
結局、それが読者の「私を不快にさせないで」を生み出すことになっていった──、
そんな気もしている。

ステレオサウンド 207号の柳沢功力氏のYGアコースティクスのHailey 1.2の試聴記に、
読者であるavcat氏がツイートした件は、つまるところ、その程度のことから発している。

この時の読者の「私を不快にさせないで」に対して、ステレオサウンド編集長は、不快になったavcat氏に謝罪した、とavcat氏がtwitterに投稿していた。

読者だけではない。「私を不快にさせないで」は「私を不快にさせるな」へと進んでいく。

オーディオ雑誌に、自社製品について少しでもネガティヴなことが書かれていると、ものすごい苦情を言ってくるところがある──、という話は割と耳にする。

本当にちょっとしたことでも、すぐさま言ってくる、とも聞いている。どこなのかも聞いているけれど、黙っておこう。

そのネガティヴなことは批判的なことなのだろうか。

また読者側の話に戻るが、自分が愛用しているオーディオ機器について、オーディオ雑誌で、少しネガティヴな評価をされていたら、やっぱり「私を不快にさせるな」となるのか。

どのくらいいるのかはなんともいえないが、いることだけは確かだ。

Date: 8月 26th, 2026
Cate: 戻っていく感覚

My Favorite Things(オープルリールデッキ篇・その14)

テレフンケンのMagnetophon10が、録音の現場でどれだけ使われていたのかは調べたことがないので、よく知らないが、少なくともテレフンケン・レーベルの録音では使われていたはず。

日本のレコード会社でMagnetophon10を所有していたところがどれだけあるのかも知らないが、キングレコードは、その一つである。

録音アンプV86、再生アンプV87、この二つの真空管アンプを通しての音を、少なからぬ録音で聴いているわけだ。

実際の録音に使われたオープンリールデッキの再生アンプで、アナログディスクを再生してみたい──、EMTの927Dstを手に入れる前から、なんとなく考えていた。

スチューダーのC37、A80の再生アンプ、アメリカのレーベルならば、アンペックスやスカリーの再生アンプで、聴いてみたいと考えながらも、全てを揃えるのはまず無理だし、
再生アンプのみを手に入れられるとも、当時は考えていなかった。

そんなところにV87の話。927Dstを使ってなくても手に入れただろうが、実物が届いてからは、927Dstでこそ、どちらも本領発揮するだろう、と実感していた。

V87が届いて半年ほど経ったころ、ステレオサウンドを辞めて、それからしばらくして骨折したり、いろいろあってのしんどい時期に、927Dstは手離した。
だから、927Dst+V87の音は実現していない。

V87は、いまも持っている。出番を待っている。

Date: 8月 25th, 2026
Cate: ハイエンドオーディオ

ハイエンドオーディオ考(その27)

九年前に、別項に書いている。

オーディオマニア(キチガイ)のためのオーディオ評論家(キチガイ)がいる、
オーディオマニア(キチガイでない)のためのオーディオ評論家(キチガイ)がいる、
オーディオマニア(キチガイでない)のためのオーディオ評論家(キチガイでない)がいる。

オーディオマニア(キチガイ)のためのオーディオ評論家(キチガイでない)はいない。

これを、最近思い出している。そして、ずいぶん変ったなぁ、と思う。

私がいうところのオーディオマニア(キチガイ)は、オーディオ機器にどれだけお金を使ってきたか。それで判断できることでは、もちろんない。

オーディオ機器にかけた金額でいえるのであれば、今どきのトータルシステムの金額が、軽く一億円を超えるモノをポンと即金で購入できる人は、オーディオマニア(キチガイ)といえるのか。

Date: 8月 24th, 2026
Cate: アンチテーゼ

アンチテーゼとしての「音」(アンチ「自己」・その3)

早瀬文雄(舘 一男)さんはキャディラックの他にリンカーン、これもかなり大型のモデルに乗っていたこともある。
だからといってアメリカ車だけではなく、スピーカー遍歴よりも車の遍歴の方がダイナミックレンジが広かったようにも感じていた。

ポルシェだった時期もあるし、退屈な車だと以前から言っていたメルセデスの時もあったし、マツダのユーノスロードスター、それから少し変ったところでは日産のエスカルゴの時もあった。

他の車の時期もあったけれど、舘さんと車で思い出すのは、やはりキャディラックだ。

キャディラックの時には、スピーカーはJBLの4344だった。どちらもメイド・イン・アメリカではあっても、印象は、少なくとも私の中ではずいぶん違っていた。

キャディラックだったら、スピーカーはアルテック、もしくはボザークあたりを、私は連想する。アンプならばマッキントッシュ。

舘さんはJBLから離れられなかった人だっただけでなく、マッキントッシュからも離れられなかったように、私は感じていた。

なぜマッキントッシュ、と思うたびに私はキャディラックを思い出してもいた。

JBLの4ウェイのスピーカーシステムとマークレビンソンのアンプ。この組合せの世界に惹かれながらも、もうひとつのアメリカ的なサウンドにも惹かれての選択だったのか。

舘さんが、いま私のところにはあるアルテックの604-8Gを手に入れられたのは、京都でJBLのDD66000を鳴らされていた時である。

Date: 8月 23rd, 2026
Cate: アンチテーゼ

アンチテーゼとしての「音」(アンチ「自己」・その2)

四谷三丁目の喫茶茶会記で、audio wednesdayをやっていた時は、毎月一回、アルテックの音を聴いていた。

2020年12月で喫茶茶会記が閉店してからはアルテックを聴く機会はなくなったが、ここ数年、あるところでアルテックのA4を鳴らして聴くことができるようになった。

私のところには604-8Gがある。早瀬文雄(舘 一男)からもらったモノだ。

舘さんは、彼が書いたものを読んできて、憶えている人ならばJBLというイメージがあることだろう。
確かにJBLが好きだったけれど、どこかにアルテックのスピーカー、それからマッキントッシュのアンプへの憧憬のような感情があったのではないか、と昔から感じていた。

舘さんとステレオサウンドの取材を通して出会った時、彼はキャディラックに乗っていた。
私は車のことは詳しくないから、それがキャディラックのなんというか車種なのかは、一度訊いたけれど、忘れてしまった。

とにかく大きいというより、デカい車だった。古き良き時代のアメ車そのままと印象を受けたのを思い出す。

このころ、舘さんは久我山、私は西荻窪に住んでいたから送ってもらうことがけっこうあった。乗るたびにドアの分厚さ、重量感、シートのふかふかした感触は、アメリカ的豊かさのようなものなのか、と思いました。

そして、その印象は、その頃の舘さんが鳴らしている音とは、なかなか結びつき難かった。

Date: 8月 22nd, 2026
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(post-truth・その10)

post-truthとは、正しい情報よりも広まった情報の方が、事実となっていくことであり、
なにもこのことは、オーディオの世界では今に始まったことではなく、ずいぶん昔からその芽はあった。

その芽は少しずつ大きくなって、インターネットの普及、ソーシャルメディアの普及によって、無視できない大きさに成長しつつあるように感じたからといって、
時代の流れそのものがpost-truthへと向かっていては、もうどうにもならないような気もする。

そこに生成AIが加わった。

Date: 8月 21st, 2026
Cate: 日本のオーディオ

日本のオーディオ、これから(韓国、中国は……・その16)

RJ711という金属箔抵抗を知って、もっと詳細を知りたいと検索してみると、まずAIによる概要が表示される。

それによると、やはり優れた抵抗だとわかる。試しに買ってみようかと思いながら、読み進めていくと、偽物が出回っているともあった。

どこで購入すれば安心なのかはなんともいえない。本物のRJ711を使ってみて聴いてみたことがあれば、
本物か偽物かという判断の基準が持てるけど、それが今のところない。

AliExpressで購入できるのが本物なのか。AIによる概要では、AliExpressなどで売られているのには偽物が含まれている、とあったから、安心はできない。

偽物が出ているということはRJ711は高い評価を得ているのだろう。

Date: 8月 21st, 2026
Cate: 戻っていく感覚

DBシステムズ DB1+DB2がやって来た(その5)

DBシステムズのDB1+DB2を眺めていて、facebookに、DBシステムズのグループはあるのかと検索してみた。

Facebookには、オーディオに関係するいろんなグループがある。オーディオ・ブランドのグループはけっこう多い。
このブランドまであるのか、と思ってしまうのもある。

だからDBシステムズも、当然ある、と思っての検索だったのだが、どうもないみたいだ。

以前、別項で触れているが、シュリロ貿易の社員だったHさんは、DBシステムズを輸入するための会社をつくるために独立された。

そういう人を知っているだけに、あると思っていたというより信じていた。でも、ない。

そういうものなのか……、と思いながら、ならばDBシステムズのグループをつくるかと思ったりもするが、私が持っているDBシステムズのモデルの回路図を公開したら、そこで更新が終ってしまいそうだから、迷っている。

Date: 8月 20th, 2026
Cate: きく

聴いているという感覚、鳴らしているという感覚(その3)

(その2)では、少しわかりにくいところもあったかな、と思うので、少し具体的に書いていく。

例えばスピーカーケーブルを、これまで使ってきたケーブルから、別のケーブルにする。何度かつけ替えて比較試聴した結果、新しいケーブルの音が好ましいと判断した。

この場合、従来のスピーカーケーブルでの音をAとする。新しいスピーカーケーブルにした音をBとする。

オーディオマニアならば、こうやっていくつもの比較試聴を自分のシステムで行っていく。
今度は、コントロールアンプを変えてみる。コントロールアンプを新しくした音をCとする。

BとC。どちらがいい音、好ましい音か。ここでも新しい音、つまりCが良かった、とする。
また別のところを変えてみる。それをDとする。今度はDよりもCの方が良かった。

しばらくして、また別のところを変えてみる。これをEとして、CとEでの比較試聴では、Eが良かった。

その次の音はF、その次はG……、こんなふうに続いていき、一つ前の音と比較試聴して判断していく。

一年後にはMの音になっているかもしれない。丁寧に比較試聴してきたから、判断には自信がある。友人やオーディオ仲間に聴いてもらっても、一年前のAよりも良くなっている、という評価を得た、とする。

ここで考えたいのはMとAは、誰も比較試聴していないということだ。(その2)で書きたかったのは、このことだ。

Aは一年前の自分の音、Mは現在の自分の音。ステップを踏んで比較試聴してきていても、AとMを直接比較試聴しているわけではない。

だからといって、このステップごとの比較試聴をして進むやり方について、あれこれ言いたいのではなく、AとMの比較、過去の音と現在の音の比較。このことについて考えていきたい、ということだ。

Date: 8月 19th, 2026
Cate: バランス

Xというオーディオの本質(その12)

理性とは感情を理解するためのもの。
かなり以前に、読んでいる。記憶違いでなければ、中村うさぎ氏の、どこかでの連載だったはず。

深い洞察だと思ったから、ずっと憶えていた。

バランスとは、そういうことのはずだ。

Date: 8月 18th, 2026
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第三十夜

第二十六夜の告知で、8月21日から9月27日のどこかで大阪に行く予定としていた。
気づかれた方もおられるだろうが、大阪中之島美術館での「フェルメール≪真珠の耳飾りの少女≫展」に行きたかったからだ。

3月の時点では、一枚ならば、チケットを入手できるだろう、と楽観していたけれど、ご存知のように争奪戦になり、一般抽選の時点で全て落選。
大阪行きはなくなったな、と諦めていたら、夜間開催の抽選が始まり、諦め半分で申し込む。

当選者発表は、今日の15時だったが、昨日の夕方、カードからチケット代金が支払い済みになっていた。これは当選したのかも、と確信したけれど、発表されるまでは、わからない。

結果は、やはり当選だった。

昨年12月から今年の5月まで、audio wednesdayは渋谷のぴあ分室で行っていた。何度も書いているように、水岡正宏さんのおかげだった。

水岡さんとは、大阪でもやりたいですね、と何度か話していたから、フェルメール展の開催期間中、大阪に行きますから、やりましょう、と約束していた。

水岡さんは5月に亡くなられた。チケットも当たらない……、大阪行きはなしだな、と思っていたところに、今回の、ぎりぎりでの当選。

9月16日、大阪でaudio wednesdayをやります。音を鳴らせるわけではないので、どこかに集まって食事をしながら、オーディオ、音、音楽について話せる場としてのaudio wednesdayです。

参加希望の方は、私宛に連絡ください。

Date: 8月 17th, 2026
Cate: 戻っていく感覚

DBシステムズ DB1+DB2がやって来る(その12)

(その3)で、 DB1+DB2を、まさにプアマンズ・レビンソンだった、と書いた。

ここでのレビンソンとは、マドリガルになってからのNo.シリーズのことではもちろんないし、マーク・レヴィンソンがいた時代であっても、ML3、ML7、ML6Aのことではなく、
ジョン・カールが設計に関わっていた時代のことであり、LNP2、JC2を指す。

この時代、DB1+DB2と同価格帯には、いくつものコントロールアンプがあったことはすでに書いているが、それらの中で、どれがプアマンズ・レビンソンなのかは、人によって違うことを最近実感している。

あの時代、私はプアマンズ・レビンソンといえるのは、誰にとってもDB1+DB2だ、と思っていた。けっこう長いこと、そう思っていたし、今もそうなのだが、
同じ時代を経験してきた人でも、プアマンズ・レビンソンは、DB1+DB2ではなく、他のアンプだったりすることを、ここ数年、知ることになった。

どのモデルなのかは書かないが、あのコントロールアンプをプアマンズ・レビンソンというのか──、となるけれど、このことはどのコントロールアンプがいいとか悪いとか、聴いている人の耳がいいとか悪いとかではなく、
マークレビンソンのアンプの音を聴いても、同じように感じているわけではないし、聴いているポイントも人によって同じ面もあれば、そうでない面もあり、
このことは他のアンプの聴き方についてもいえる。

と頭では理解していても、あの時代、プアマンズ・レビンソンといえるコントロールアンプは、DB1+DB2だけである。

Date: 8月 16th, 2026
Cate: 戻っていく感覚

DBシステムズ DB1+DB2がやって来た(その4)

以前から気づいていたことを、今回、DB1+DB2がやって来て確認したのは、使われている電解コンデンサーの種類である。

電解コンデンサーには、数種類ある。最も一般的なのがアルミ電解コンデンサーで、電解コンデンサーといえば、たいていの場合、アルミ電解コンデンサーを指していて、私もアルミ電解コンデンサーは、電解コンデンサーと略している。

それからタンタルコンデンサーがある。私がオーディオに興味を持ち始めたころは、タンタルコンデンサーは高音質の部品として、オーディオ雑誌には登場していた。

マークレビンソンのLNP2やJC2にもタンタルコンデンサーは使われていたし、タンタルコンデンサーは、アルミ電解コンデンサーよりも高価だった。

DB1+DB2にも電解コンデンサーは使われている。それでもアルミ電解コンデンサーは、平滑コンデンサーのみ。あとはタンタルコンデンサーが使われている。

このことが音質的にいい方向に働いているのかは断言しにくいところもあって、いまでは優れたアルミ電解コンデンサーの方が音の癖が少ないという評価もある。

そういう面もあるだろうと思いながらも、私はDB1+DB2では、タンタルコンデンサーはそのままタンタルコンデンサーに置き換えるつまりだ。

他の種類のコンデンサーにして比較試聴してみないことにははっきりしたことは言えないのはわかっていても、DB1+ DB2の音はタンタルコンデンサーがなければ、と思うところもある。

信号系では小容量のところには、シーメンスのスチロールコンデンサーが使われていて、ここはそのままにしておく予定。