My Favorite Things(オープルリールデッキ篇・その16)
ナグラ、ステラヴォックスがソニー、ウーヘルと何が違うかというと、ソニー、ウーヘルは5号リールまでだが、ナグラ、ステラヴォックスはアダプターを装着することで10号リールに対応していることだ。
それにソニー、ウーヘルはテープスピードも最大19cm/secだが、ナグラ、ステラヴォックスは38cm/sec。さらにステラヴォックスのSP7は76cm/secにも対応している。
ナグラもステラヴォックス、どちらも写真と文章だけでしか知らない中学生にとって、どちらが優れているのかは判断なんてできないわけだが、それでも76cm/secも使えるのか──、このことだけでステラヴォックスが、私の中ではナグラよりも上に位置づけされた。
それにステレオサウンド 43号の特集、ベストバイを読んでもステラヴォックスだった。
ステラヴォックスのSP7は、菅野沖彦、山中敬三の二氏、ナグラのIV-SDは大塚晋二、山中敬三の二氏がコメントを担当されている。
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スイスのステラボックスは、ナグラと並んで超精密度のメカニズムをもつ高級プロ用ポータブルデッキメーカーで、その製品は、放送、映画関係のプロに絶対の信頼性をもたれている。4スピードで76cm/sまで可能で、アダプターにより10号リールまで使える。長年のリファインが見事な水準に達した観がある。(菅野沖彦)
コンパクトポータブルデッキの超高級機としてスイスのステラボックスはナグラと並ぶ存在だ。大型プロ用デッキにまったくひけをとらない高度な性能は驚異的。絶妙なアダプターにより10号リールまで使用可能で、本格的な録音用としても多用されている。クリアーな高品位の録音キャラクターは定評がある。(山中敬三)
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ほぼ五十年が経ったいま読み返しても、やっぱりステラヴォックスだな、と思う。