ハイエンドオーディオ考(その25)
1988年に登場したビクターのSX1000は、ダイアモンド振動板を採用した。
いまではハイエンドオーディオのスピーカーシステムにも、ダイアモンド振動板は使われている。
ダイアモンド振動板だから、ということで驚くことはとうの昔になくなった。
ハイエンドオーディオの世界は、2024年に一億円を超えるスピーカーシステムが登場した。
2025年は、さらに上まわる二億円のスピーカーシステムも現れた。
こうなると、今年はもっと高価なスピーカーシステムが登場するのかもしれない。
もしかするとダイアモンドエンクロージュアのスピーカーシステムが、そう遠くないうちに現れるかもしれない。
最初は中高域のエンクロージュアのダイアモンド化であっても、それが受け入れられたとしたら、
ウーファーのエンクロージュアまでダイアモンド化──、そんな時代がいつくるのか。
私が生きているうちに登場したとして、はたして“Wow”というだろうか。
(その24)で、
デザイナーのミルトン・グレイザーの言葉を引用している。
“There are three responses to a piece of design—yes, no, and WOW! Wow is the one to aim for.”
言わないような予感だけがある。