Author Archive

Date: 2月 19th, 2025
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(おさなオーディオ・その8)

『オーディオと「ネットワーク」(SNS = SESか・その6)』で、
オーディオクラブのことにちょっとだけ触れた。

1980年代のステレオサウンドで、いくつかのオーディオクラブを取材して記事にしている。

これらのオーディオクラブのいくつかは、
記事で紹介されてしばらくしたら、解散してしまった、と聞いている。

その原因も少しだけ聞いているけれど、どこまで本当なのかは、確認していない。

ただ記事になってから解散したという事実だけである。

オーディオ雑誌では昔からマニア訪問記があった。
オーディオクラブを紹介したのは、あまりなかったはずだ。

思うに、オーディオクラブは、元々内輪だけの世界を大切にした人間関係だったはずだ。
それがオーディオ雑誌で取り上げられる。
しかもステレオサウンドで、カラーで取り上げられる。

こうなると、もう内輪だけのことでは済まなくなってきたはず。
ぜひ聴かせてほしい、という人もけっこういただろう。
私も、そのクラブに加わりたい、という人もいたことだろう。
記事になって最初のころは、その反響に驚いていたはずだ。

けれど、その反響は内輪だけの関係を毀していったのではないのか。
それまでクラブ内の序列なんてものはなかったのに、一度記事になってしまうと、
徐々に内からも外からも序列のようなものが形成されていく──、
そんな気がしてならないし、それが解散の原因になっていったのか。

ソーシャルメディアを頭から否定はしないけれど、
当時のオーディオクラブがオーディオ雑誌に取り上げられなくて、
内輪だけの関係を大事にしていったとしても、
ソーシャルメディアにオーディオクラブのまま、一歩でも踏み入ってしまえば、
同じことになってしまうだろう。

Date: 2月 18th, 2025
Cate: 訃報

マジカル・パワー・マコ氏のこと

一昨日、マジカル・パワー・マコ氏の訃報をFacebookで知った。
2月7日に亡くなられている。

2010年1月22日に、このブログでtwitterを始めたことを告知した。
すると、しばらくしてマジカル・パワー・マコ氏のからフォローされた。

マジカル・パワー・マコ氏との共通の友人、知人はいないはず。
なのにマジカル・パワー・マコ氏の方からのフォロー。

マジカル・パワー・マコ氏はオーディオに興味をお持ちだったのか、
私のブログを読んでくれていたのだろうか。

いつか確認したいと思っていた──、
もうそれもかなわない。

Date: 2月 17th, 2025
Cate: 名器

ヴィンテージとなっていくモノ(マランツ Model 7・その3)

2023年5月の(その2)で、マランツのModel 7を続けて聴く機会があった、と書いている。
2024年もそうだった。
今年もそうなりそうだ。

去年と今年、聴くのは野口晴哉氏のModel 7である。

Model 7ほどよく知られるモデルだと、
オーディオマニアのところで聴く機会は、割とある。
じっくり聴いたことはないけれど、聴いたことはある、とか、
実物を見たことはある、という人はけっこういよう。
そういう存在でもある。

私もこれまでに何度も聴いてきている。
それでもその音は、持ち主が操作しての音だった。

去年と今年、自分でModel 7に触れながら音を出していると、
それまで気がつかなかったことがあった。

各入力間のクロストークが意外に大きいことだ。
アナログディスクを聴いている時に、ライン入力に信号が加わっていると、盛大にもれて聴こえてくる。

最近のハイエンドのコントロールアンプがどうなのかは触ったことがないので知らないが、
音質が高く評価されているアンプでも、
入力間のクロストークは意外に大きかったりする。

このことは覿面、音に影響する。

私が触ってきて確認した中で、このクロストークをほぼ完璧といえるレベルまで抑えているのは、
ソニーのTA-ER1だけである。

TA-ER1が、だからコントロールアンプとして完璧な存在なのかというと、
そうとはいえないのだが、それでもコントロールアンプに求められている性能とは、
本来どういうことで、どうあるべきかを正面から取り組んだ製品だとは言える。

そんなことよりも肝心なのは音だろう、
入力間のクロストークなんて使い手が注意していれば、
問題ないのだから──、
そんな声があるのはわかっている。

世の中には完璧なモノはないのだから、
使い手がうまく補ってやればいいのだとしても、
Model 7を触っていて、TA-ER1のことを思い出していたのは事実だ。

Date: 2月 16th, 2025
Cate: アナログディスク再生

Westrex 10Aのこと(その3)

ノイマンのDSTを欲しい、とあの頃、思った。
しかも譲ってもいい、とも言われていた。
安いわけではなかった。すぐに、買います、と言える金額ではなかったけれど、
法外な値段でもなかった。相当無理すれば買える──、そんな金額だった。

買おうかと迷った。けれど買わなかったのは、DSTがカートリッジだからだ。
すでに製造中止になって随分経つ。
針交換のことを考えると、買います、とはなかなか言えない。
あとどれだけの時間、聴けるのか。それもなんとも言えない。

それで結局は諦めた。
それにDSTを聴いた直後だと、なかなかEMTのTSD15で聴く気は起こらない。
そうであってもTSD15以外のカートリッジは、基本使えないわけだから、
これで聴くしかない。

しばらくTSD15で聴いていると、これはこれで素晴らしいカートリッジだと思えてくる。

DSTの音の印象が薄れてきたわけではないが、針交換の心配もないし、
安心して聴くことができるTSD15の音に、ほっとしたところも感じていた。

それでもいつかはDSTというおもいは持ち続けていた。
そのおもいも、四十をこえたあたりから薄れてきた。
そしてメリディアンのULTRA DACでMQAの音を聴いて、相当に薄れていった。

そこに今回のウェストレックスの10Aである。

Date: 2月 15th, 2025
Cate: 「ネットワーク」

オーディオと「ネットワーク」(おさなオーディオ・その7)

人は誰しも弱さがある。
なに一つ弱さなんてもったいないと豪語できる人はいるのかもしれないが、
だからと言って、本当にそうなのかは誰にもわからないことだろう。

その弱さを誰かに見られる(見せられる)のは、悪いこととも何とも思わないが、
インターネットの普及、ソーシャルメディアの普及、
スマートフォンの普及、
これらによって増えてきたと感じているのは、
自分の弱さを誰かに見せつける人である。

世間一般で、そんなふうに感じるようになってきているが、
オーディオに限っても、同じに感じている。

弱さを誰かに見せつけているとしか思えない人は、慰めて欲しいのか。
特別扱いして欲しいのか。

いい歳した大人のオーディオマニアがそうだったりすると、
これもおさなオーディオなんだなぁ……、と思うだけでなく、オーディオは元々内輪だけの世界だったところに、
外向きといえるインターネットが登場したことに、
いまだうまく対応できていない人が多いのかもしれない──、
そんなふうに思料したところで、
何が変って良くなっていくことがあるのか。

Date: 2月 14th, 2025
Cate: アクセサリー

仮想アース(こういう方法も……・その10)

昨晩、野口晴哉氏のリスニングルームで、オイロダインを聴いていた。
三人で聴いていた。

ちょっとしたことを試してみた。
海外のウェブサイトを見て、こんなことがあるんだ、と思いつつも、
自分のシステムではまだ試しなかったことを、昨晩やった。

やったことの詳細はまだ明かさないが、材料費もほとんどかからない。
オーディオマニアならば余っているモノを使えるから、ほぼタダのようなものだ。

それを作るのにも特別な技術は要らない。
ほとんどの人が難なくやれること。

そうやって作ったのを、マランツのModel 7のアース端子に接ぐ。

大きな音の変化ではないが、音ははっきりと変る。
私だけがそう感じたのではなく、他の二人の耳も変化は感じとっていた。

理屈は、正直なところよくわからない。
わからないけど、簡単に作れるし、失敗することもまずない。
これをアンプのアース端子に接いでも、アンプが故障することもない。

やってみて損はないはずだ。
昨晩作ったのは、Ktêmaを貸してくださっているOさんが、
自宅でも試してみたいということで持って帰られた。

その結果を、次回聞くのが楽しみだし、
audio wednesdayでもこっそり試してみようかとも考えている。

Date: 2月 13th, 2025
Cate: High Resolution

MQAのこれから(MQA-CDへの誤解)

先ほどまでオーディオ好きの方と話していて、MQA-CDのことが話題になった。
そこで気づいたのは、MQA-CDを再生するのに必要となるのはMQA対応のD/Aコンバーターということ。
当たり前だろ、そんなこと、と言われそうだが、
トランスポートもMQA対応でなければならない──、
そんなふうに思われていることだ。

トランスポートはデジタル出力を持っているモノならば、それだけでいい。
MQA対応のD/Aコンバーターと接続するだけで済む。

私もそうだったわけではないが、
知識として特別なトランスポートは必要としないとわかっていても、
実際にメリディアンのULTRA DACと接続して、MQA-CDを再生したときは、
あっけないほど簡単にMQAの素晴らしい音が聴けたことに、
技術の進歩とは、本来こうあるべきなのかもしれない、と思ったものだ。

私は比較的早いうちに、こういう体験を持つことができた。
でもそうでなければ、間違った認識を持っていたかもしれない。

デジタル出力を持つトランスポートなりCDプレーヤーがあれば、
MQA対応のD/Aコンバーターを接ぐだけでMQAの再生はできる。
この当たり前すぎることは、あまり知られていない可能性がある。
当たり前だと思っていることでも、
くり返し書いて伝えていくことの必要性も感じていた。

Date: 2月 12th, 2025
Cate: 新製品

BLUESOUND NODE ICON

二日前に発表されたブルーサウンドの新製品、NODE ICON
MQAの新技術、QRONOd2aを採用している。

これだけのことなのだが、MQAはまだまだ継続されるし、
5月に発表予定の新しいストリーミングにも、期待が持てる。

NODE ICONのスペックをみてみると、CPUにARM社製を採用しているのがわかる。

五年ほど前に別項で、iPhoneとUSB D/Aコンバーターとヘッドフォンで聴く音が侮れないのは、
CPUがARMということも関係しているのではないか、と書いた。

IntelのCPUとARMのCPUの厳密な比較試聴はおそらく無理だろうし、
結局、どちらかのCPUを搭載した製品を聴いて、
なんとなく、こっちの方が……、というくらいのことしか言えないのは分かった上で、
それでもNODE ICONの音が、どうなのかは気になる。

Date: 2月 12th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) –第十四夜(FRANCO SERBLIN Ktêma + Meridian ULTRA DAC + MQA-CD)

3月5日のaudio wednesdayは、
ストリーミングではなくCD、それもMQA-CDのみをかけるつもりでいる。

Date: 2月 11th, 2025
Cate: アナログディスク再生

Westrex 10Aのこと(その2)

ノイマンのDSTを聴いて、そのすごさに打ちのめされた──、
と書くと、なんと大袈裟な、と思われるだろうが、
それまで聴いてきたカートリッジすべての音が、
少なくともわたしの中では一瞬にして色褪せたのだから、
打ちのめされたは、決して大袈裟でもなんでもない。

次元が違うとは、この音のことを言うのだとも思っていた。
だからというか、DSTよりもすごい音というのが想像できなかったし、
ウェストレックスの10AはDSTよりもすごいとしても、
DST以上を求めても……、という気持も芽生えていた。

10AはDSTよりもすごいんだろうけど、
世の中に完動品の10Aがどれだけあるのか。
それよりもDSTをなんとか手に入れることを考えた方がいい──、
そんなことも考えていて、10Aに関しての興味は薄れていっていた。

DSTの音を聴いてから数年、イケダサウンドラボからIkeda 9が登場した。
針先のほぼ真上に発電コイルを配置する構造のカートリッジは、
それまでサテン、ソノボックス、ビクターなどがあった。
ソノボックスは聴いたことはない。
サテンは一度だけ聴いている。
ビクターの一連のカートリッジは、何度も聴いている。

けれど私が強烈なほど惹かれるのはDSTだった。
Ikeda 9は、どうなのか。
期待は大きかった。

ステレオサウンドの試聴室でも何度も聴いたし、
オーディオテクニカのEMT用のヘッドシェルに取り付けて、
自分のシステムでも聴いた。

執念のカートリッジだと思う。DSTを聴いてなければ買っていただろう。
5g超えの針圧のDST、標準的な針圧で使えるIkeda 9。
後者の方が安心して使える。

どちらもいわゆるダイレクトカップリング型と呼ばれる構造なのに、
音は、大きく違う。
Ikeda 9も、ダイレクトカップリング型らしい良さが感じられる。

なのに、この二つのカートリッジの音の違いは、なんなのだろうか。

Date: 2月 10th, 2025
Cate: ショウ雑感

インターナショナルオーディオショウの音(その6)

インターナショナルオーディオショウは、金土日の三日間開催される。
各ブースへの搬入は前日で、セッティングも前日に行われる。
これを1997年から毎年くり返し行っているわけだ。

前日搬入を含めての四日間は短いのか。
私は十分な時間だと思っている。

しかも何人ものスタッフがいて、機材に関してもかなりのモノが用意できている。
ケーブルなどの周辺機器に関しても、そうだ。

それに同じブースで、長年やっている会社もある。
どこにスピーカーを置いたらいいのか、
機材のセッティング全般に関しての積み重ねがあるはず。

なのに、エソテリックやアーク・ジョイアのようなブースがある。
他にもあるわけだが、なぜ? と思う。

別項で、あるオーディオ店でのKtêmaが冴えない音から脱しきれなかったのも、
インターナショナルオーディオショウで冴えない音しか出せないのも、
制約を排除し過ぎているからかもしれない、とすこしばかり思う。

audio wednesdayをやっていると、毎回、オーディオショウは恵まれているし、
楽な面もけっこうあるな、と思う。

四谷三丁目の喫茶茶会記でやっていたときも、
昨年からの狛江に移ってからでも、当時に搬入して、
ソファなども移動して、それからセッティングが始まる。

用意できるオーディオ機器も、オーディオショウやオーディオ店とは違い、
限られた中でなんとかするしかないわけで、
制約は時間的なことを含めて、少ないとは言えない中でやっているから、
身につくこともある。

オーディオショウもオーディオ店も、恵まれているいろんなことに頼りすぎているのではないか。

Date: 2月 9th, 2025
Cate: スピーカーとのつきあい

FRANCO SERBLIN Ktêma(その6)

フランコ・セルブリンのKtêmaは、鳴らすのが難しいスピーカーなのか。
何度も書いているように、インターナショナルオーディオショウでのアーク・ジョイアのブースでは、
一度も感心するような音では鳴っていなかった。

audio wednesdayの常連の方が、
顔馴染の店員がいるオーディオ店で、Ktêmaを聴いたことがある、と話された。

たまたま他の客がいなかったこともあって、じっくり聴くことができたのだが、
鳴ってきた音は、冴えなかったそうだ。

もっといい音で鳴るはず──、と二人でセッティングを変えてみたり、
他にもいろいろ試してみたそうだ。
オーディオ店だから、やろうと思えば、かなりのことができる。

でも、いい音で鳴ることはなかったそうだ。
こういうことがあると、うまく鳴らすのが難しいという評価になっていく。

でも、私はアーク・ジョイアでの音を聴いても、
そうとは思っていなかった。

基本をきちんとおさえていれば、最初からうまいこと鳴ってくれるスピーカーだ、と感じていた。
気難しいスピーカーではないはず、と信じていた。

実際、2月5日のKtêmaは、そうだった。

Date: 2月 8th, 2025
Cate: アナログディスク再生

Westrex 10Aのこと(その1)

私がウェストレックスの10Aというカートリッジのことを知ったのは、
ステレオサウンド 46号の「クラフツマンシップの粋」だ。

この頃のステレオサウンドでは、過去の名器を鼎談で取り上げていた。
46号では「フォノカートリッジの名門」で、井上卓也、長島達夫、山中敬三の三氏によって、10Aを含めて、
いくつかのカートリッジ について語られていた。

この記事の最初に登場するのが、ウェストレックスの10Aであり、
こんなカートリッジがあったのか、という驚きが最初にあった。

記事を読めば読むほど、聴いてみたいというおもいは強くなる一方だったけれど、
そんな機会がすぐに訪れることはないだろう、ぐらいのことはわかっていた。

それからしばらくして池田 圭氏の文章にも、10Aのことが登場していた。
そこには、正月だけに聴くカートリッジ、とあった。

そういう存在なのか、と思った。

「フォノカートリッジの名門」には、ノイマンのDSTについても語られている。
アメリカのウェストレックス、ドイツのノイマン。
どちらもカッターヘッドを作っている会社であり、
原盤検聴用としてのカートリッジということは、
モニタースピーカーならぬモニターカートリッジなのか、という受け止め方もしていた。

DSTは幸いなことにハタチごろにステレオサウンドの試聴室でも、
自分のシステムでもじっくり聴く機会があった。

DSTとDST62の比較試聴も、時間をかけて行えた。

この時のDSTの音も、ほんとうにすごかった。
すごい、という言葉が、真っ先に出てくる。
隔絶したすごさの音を聴いてしまうと、すごい、としか言いようがない。

そのDSTよりも10Aはすごい──、
ある人は、そう言っていた。

Date: 2月 7th, 2025
Cate: Wilhelm Backhaus

バックハウス「最後の演奏会」(その20)

この項で「骨格のある音」、「骨格のしっかりした音」といったことを、
くり返し書いている。

「骨格のある音」、わかりやすそうで、そうでない音の表現である。
私が骨格のしっかりした音と感じても、別の人は、
その音に骨格を感じたり意識することはなかったりする。

それにも関わらず、久しぶりにこの項の続きを書いているのは、
2月5日のaudio wednesdayで鳴らしたウェストレックスの10Aの音は、
まさしく骨格のしっかりした音だったし、
その音を聴きながら、いまから四十年以上前に聴いたノイマンのDSTも、
やはり骨格のしっかりした音だったなぁ、と思いだしていた。

野口晴哉氏所有の10Aは、ヘッドシェル、取付用のアダプターを含めると、
オルトフォンのSPUよりも、かなり重い。

SMEの3012-R Specialではゼロバランスがとれないほどだった。
メインウェイトをめいっぱい後ろに下げても、感覚での針圧は5gを優に超えている。
6g以上はあったはずだ。

そういう状態だから、インサイドフォースキャンセラーも十分にかけられない。
オーバーハングも含めて、かなりの調整不備なところがあっての音出しだったが、
その骨格のしっかりした音は、皆の心を鷲掴みにした。

10Aは、日本で復刻モデルが出ている。
その音がどうなのかは、聴いていないのでなんとも言えないが、
それでもオリジナルの10A同様、骨格のしっかりした音を聴かせてくれるのであれば、
その10Aレプリカモデルを買える買えないは別として、
骨格のある音が、どういう音なのかの、
非常にはっきりした基準となるはず。

10Aは、いずれきちんとして状態で鳴らす。
その時はバックハウスのレコードを鳴らしたい。

Date: 2月 6th, 2025
Cate: audio wednesday

audio wednesday (next decade) – 2025年8月6日

半年後(8月6日)のaudio wednesdayは、
マンガ家のさそうあきら氏にDJをお願いしている。

さそうあきらさんは、狛江でaudio wednesdayをやるようになってから、
ほぼ毎回来てくださっている。

昨年12月の会の時に、DJをやってほしい、とお願いしていた。
昨晩の会が終ったあと、
こんなイメージでやりたいという企画書のようなものを渡された。

テーマは「クラシック音楽における自然描写」とある。

去年一年やってきて、いろいろやりたいことが広がってきているのを感じている。

さそうあきら氏の作品は、
Kindle Unlimitedでけっこうな数を読むことができる。
音楽関係の作品も読むことができる。

「マエストロ」、「神童」、「ミュジコフィリア」などがある。
「子供の情景」という短編集もある。

「マエストロ」でたくあん漬けを食べる描写がある。
たまたま入った店に掲載誌の漫画アクションが置かれていた。

ちょうど、そのシーンが載っている号だった。
それから、さそうあきら氏の作品を読むようになった。
といっても、すべてを読んでいるわけではない。

今年のaudio wednesdayは、昨年以上に楽しみとなっている。